English
入門 flash

〔洪積の台のはてなる〕

宮沢 賢治

宮沢賢治の詩の世界へ、一瞬の旅を。

あらすじを見る

洪積台地のはずれの粘土地を舞台に、米屋の五助と教諭の白藤が交錯する一瞬を描く。自然の情景と人々の営みが静かに織りなされる、宮沢賢治の短い詩。

アプリでもっと快適に読む

ブックマーク・読書履歴・縦書き表示

ダウンロード
表示: 日本語 現代語訳 英語訳 播州弁 ギャル語 子供向け

※ 翻訳リクエストはアプリから

文字サイズ

〔洪積の台のはてなる〕

宮沢賢治


洪積の台のはてなる
一ひらの赤き粘土地

桐の群白くひかれど
枝しげくたけ低ければ
鍛冶町の米屋五助は
今日も来て灰を与へぬ。

かなたにてきらめく川や
さてはまた遠山の雪
その枝にからすとまれば
ざんざんと実はうちゆるゝ

このときに教諭白藤
灰いろのイムバネス着て
いぶかしく五助をながめ
粘土地をよこぎりてくる





底本:「新修宮沢賢治全集 第六巻」筑摩書房
   1980(昭和55)年2月15日初版第1刷発行
※〔〕付きの表題は、底本編集時におぎなわれたものです。
入力:junk
校正:土屋隆
2011年5月14日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。




●表記について
  • このファイルは W3C 勧告 XHTML1.1 にそった形式で作成されています。

もっと名作を読む

青空ガイドで約2万作品の名作を無料で