日本語
Novel Medium 130 min

1000 Mythological Characters Briefly Described: Adapted to Private Schools, High Schools and Academies

Edward Sylvester Ellis

Unlock the wisdom of the ancients: a thousand mythological figures, briefly described for clarity and learning!

View summary

This book is a comprehensive guide containing brief descriptions of 1000 mythological characters, specifically adapted for students in private schools, high schools, and academies. Its philosophical introduction delves into the universal concept of a First Cause and the human quest to comprehend creation, providing a broader context for understanding diverse mythologies.

Read better with the app

Bookmarks, reading history, vertical text

Download
View: English (Original) Japanese Bilingual Banshu Dialect Gal Style Kids' Version

* Request translation via app

Font Size

転記者覚書

表紙は読者の便宜のため、転記者により作成されしものなり。この表紙は公有に帰せられん。

検索の便をはかり、音節のアクセント記号を付されし名は、当初そのアクセントなしに含められ、また、全ての合字(例:æはaeとなりし如く)は展開されし。さらに、本文中の固有名詞(引用文中のものにあらず)は、明らかな誤植ありし場合、あるいは一方の形式が他方よりも明らかに優勢なりし場合において、一貫性を持たせられし。これらの変更の一覧は、本文の末尾に記されん。

有効なる異綴りの例もいくつかあり、これらは各々印刷されたるままに保持されし。これらには以下が含まれん:アドラスタイア、アドラステイア;ディオニュソス、ディオニュシオス;ガラテイア、ガラタエア;ネメア、ネマエア;ペリトオス、ピリトオス。本書には古風なる綴りも用いられており、これもまた印刷されたるままに保持されし。

Front cover


神話の登場人物
簡潔なる記述

向け
私立学校、高等学校
及び専門学校

序文を付し編集せし者
エドワード・S・エリス、文学修士
『若人向け米国標準史』及び『書くことと話すことにおける一般的な誤り』の著者

————
著作権、千八百九十五年、ウールフォール社
著作権、千八百九十九年、ハインズ&ノーブル社

————

ハインズ、ヘイデン&エルドリッジ社
ニューヨーク     フィラデルフィア     シカゴ

Diana with a hound on a leash

See page 46

Diana

See page 46

Diana

四十六頁を視よ

ディアナ

[3]

序文。

多くの表現ありて、それ自体は簡素なれど、人の理解の及ばぬところに永遠に留まるべし。 永遠とは、終も始も持たぬものにして、最も深き人の思索をも惑わすなり。 絶無の彼方なる一点を想い描くこと能わず、また百万年の時が流れゆくとも、その終わりに一日、一分たりとも近づかぬ様を想像すること叶わぬなり。 仮に終点なるものを定め得たとしても、その彼方になお何かを夢想し、さらに遠き時が自ずと現れ出でて、かくして無限に続くべし。

同じく乗り越え難き困難は、我らが第一原因を想い描かんとするときに立ち塞がる。 神は始まりなりしが、有限なる我らの心には、何か別のものが神を存在せしめたるかの如く思われ、 [4] かの創造の力の背後には、また別の根源たる原因あり、あるいはさらに別のものありて、限りなく続くものと結論するなり。

されど、万物空無なりし時、言い換えれば、何物も存在せざりし時ありしことを、我らは知る。 かの孤独、荒廃、混沌の畏るべき壮麗さの中に、神は存在し、宇宙を呼び出したもうたことを、我らは知る。 有限なる我らが現世において、かの途方もなき誕生を理解し得る全ては、創世記第一章の冒頭に記されしものに尽きるなり。

これこそは、神御自身がその選ばれし民、ヘブライ人らに語り給いし 天地創造の物語なり。彼らのみが、当時地上に存在せし 諸国より選ばれ、かの驚くべき啓示を受けしなり。

いかなる民も、いかに堕落し 野蛮に沈みし者と雖も、ある種の認識、 ある種の解釈、そして多かれ少なかれ 確固たる第一原因への信仰を抱く。遠く 古代の霧の中、影深き世紀の最も遠き始まりに、 [Pg 5] 一つの存在が玉座に座し給う。その無限の 力と権能により、人類、 宇宙、そして全ての有生物と無生物を 存在せしめ給いし者、その御心に従う 子らを報い、その命令に背く者らを罰し給う。 その御心は、信者らによって解釈されるところ、 人の行いへの適用において、今日の 文明国において、また野蛮な国々においてさえ、 善悪の基準が様々なるが如く、様々なり。ある者にとっての美徳は、 他の者にとっては悪徳なり。形や容貌の美醜が、相対的なる が故に、多くの異なる民の間で対立するが如く。

ギリシャ人やローマ人は、創造の神聖なる物語を受けし者らの中にはおらざりし故、 彼ら自身の存在を説明し、万物の起源を解き明かすための理論を考案せざるを得なかった。 この理論の基盤は、彼らを取り巻く驚くべき自然現象の中にあった。 小さな種子から巨大な樹木が育ち、 芽吹き、花開く様、 [Pg 6] 花々の移り変わる色合いと香り、 昼と夜の交代、 岩を砕く稲妻の閃光、 嵐の猛威、 川の流れ; そびえ立つ山々、 美しい谷々; 露、雨、 雲、そしてあらゆる場所で絶えず移り変わる景観; 宇宙を荘厳に巡る輝く星々――これら全ては、 間違いなく第一原因を指し示していた。 それは、それらを最初に存在せしめ、 万物の不変の秩序を保ち、 惑星の奇跡的な運行と 季節の整然たる移り変わりを、 決して変わることのない法則に従って維持しているのである。

ギリシャ人やローマ人にとって、歴史が伝えるいかなる記述よりも遥か昔の時代があった。 その頃は陸も水も存在せず、 地上とその内にある全てのものは「形なく、空虚」であった。 その霧深く、曖昧な混じり合いの上に、神カオスが君臨し、 夜の女神ノックスと玉座を分かち合っていた。 この結合から、無数の神話が次第に生まれ、発展していった。 それらは、想像力豊かでありながらもしばしば異様な方法で、 [Pg 7] 創造の様々な段階を説明した。 これらは最終的に文学、すなわち神話として結晶化し、 それ以来、物語作家や詩人たちの等しくインスピレーションの源となってきたのである。

最も博識な神話学者たちは、 我々に伝わる無数の神話の分析において意見を異にする。 しかしながら、彼らの様々な分析は、二つの異なる分類または区分に分けられ、 それぞれが独自の支持者と信奉者を持つのである。

第一の学派は文献学者のそれであり、第二の学派は人類学者、あるいは比較神話学者のそれである。

文献学は言語の研究に関わるものであり、特に哲学的な手法で扱われる場合にそうである。この学派は、神話の起源は「言語の病」にあり、あたかも真珠が「牡蠣の病」の結果であるかのようであると主張する。ゆえに、あらゆる神話の鍵は言語の中に見出されると彼らは言う。神々に当初与えられた名は、概して雲、風、雨、日差しなどの現象を指し示した。彼らが示すところによれば、古代の偉大な言語であるラテン語、ギリシャ語、サンスクリット語は、さらに古き単一の源にその基礎を持っていた。彼らの立場をさらに裏付ける証拠として、彼らは同じ語族に属する様々な言語における最も日常的な単語の類似性を指摘し、それらがほとんど、あるいはごくわずかな変化しか経ていないことを示す。

文献学者の中で最も権威ある者は、「第一期」において中央アジアに、一音節語からなる言語を持つ部族が存在し、その言語がツラニア語、アーリア語、セム語の萌芽を含んでいたと主張する。この時代は「語根期」と呼ばれ、その後に「遊牧期」あるいは「膠着期」が続いた。この期間に言語は徐々に「一度限り、その形成体系の特異な刻印を受け入れ、それは今なおアーリア語またはセム語の名の下に包含されるあらゆる方言や国民的慣用句に見出される」ものであり、これには三千を超える方言が含まれる。

同じ権威は、膠着期の後に「あらゆる場所で同じ特徴的な様相によって表される、神話期、あるいは神話創造期と呼ばれる」時代が続くと述べる。

[Pg 9]その名の示す通り、この最後に述べられし時代は、神話伝承の進化と発展を目の当たりにした。今日の米国の先住民がそうであるように、原始の人もまた、その素朴なる方法にて、無生物に己と同じ情熱や感情を付与することで、物理法則の働きを説明せし。嵐が荒れ狂い、轟く稲妻が山の樫を砕くとき、先住民は、大いなる精霊が怒りたもうと語る。自然が穏やかで静謐となるとき、大いなる精霊は喜ばしき御心となる。彼を取り巻く悪しき力、すなわち戦士に災いをもたらすものは、悪しき精霊の直接の仕業であると、彼らは言う。天体すらも擬人化され、そして「詩歌は、古き自然の生命化理論を我らの心に今なお生かし続けており、それゆえ、我らが水竜巻を巨大なる巨人や海の怪物と想像し、また、我らが適切なる比喩と呼ぶものにて、それが大海原を横断する行進を描写することは、さして大いなる労苦にあらず。」

ギリシャの英雄や神々の名が、サンスクリット語の物理的な事物の呼称と概ね一致することから、かつて生きた最も初期の人々の最初の空想や思索の多くを理解することは、比較的容易である。 [10] 言語学者たちの主張するところによれば、これらの空想や思索は、今や地の果てまで広がる多くの民族が、共に住み、共通の言語を用いていた遠い昔の時代に、明確な形を成したという。 この単一で統一された人々の漸進的な分散に伴い、言語は変化に敏感になり、多くの言葉が元の意味を失うだけでなく、場合によっては反対の意味を獲得するに至った。 また、他の言葉は、時が経つにつれて完全に失われた。「天や太陽といった擬人化された存在が、神話的な言葉で意識的に語られる限り、それらの伝説の意味に疑問の余地はなく、それらに帰せられる行動は、概ね自然で適切であろう。」 しかしながら、これらの名が単に英雄や神々に適用されるものと見なされる時代が到来し、後続の時代の混乱と混迷の中で、神話をその本来の源と意味に遡ることはほとんど不可能になった。 [11] これが、言語学者たちによってなされた神話解釈の簡潔な概要である。

人類学とは、人間をその全本性において考察する学問と定義されよう。 神話を説明するにあたり、人類学者たちは「それは人間であり、人間の思考と人間の言語が結合して、古代の寓話の奇妙な集合体を自然かつ必然的に生み出したのである」と述べる。 それゆえ、神話の源を言語に求める代わりに、第二の学派は、それを「全ての民族が経てきた思考の状態」に見出すのである。

人類学者たちの主張するところは、 全ての民族は、言語学者たちもまた主張するように、一つの祖先から派生したものでありながら、 様々な民族は、その原始的あるいは野蛮な状態において、 同様に低い知的状態と成長の段階を経験してきた、ということである。 あらゆる国の民間伝承は、野蛮な人々が自らを獣と同じ性質であると考えていることを示しており、 「植物、無生物、そして最も抽象的な現象でさえも、人間の部位と感情を持つ人格として」見なしている。 [12] キリスト教以前のあらゆる宗教は、偶像崇拝を教え込んできたが、それらの偶像は通常、獣の形をとるものであり、 神話の研究においては、神々がしばしば鳥や動物の姿をとることが注目されるであろう。 もし我々が一時的に精神的に野蛮な者となり、 ブラックフィート族のインディアンや、パタゴニア人、あるいは 南アフリカの人々のように自然や周囲の環境を眺めることができたならば、 この問題の特定の局面を明らかにする上で大きな一歩となるであろう。

しかしながら、これまでに述べられたことから、 若い学生は「神話」という言葉の意味を理解するであろう。 それは、その起源が確実には決して知り得ない物語と称されるものであろう。 多くの人々にとって、それは寓話、伝説的な物語、あるいは空想的な虚偽と同じ意味を持つ。 特定の時代や民族に属する神話の集まりは「神話体系」であり、 それらを分類し解釈する探求の分野もまた同じ名称を冠する。

イー・エス・イー

1895年11月1日。

[13]

少年少女のための
神話辞典。

エー ビー シー ディー イー エフ ジー エイチ アイ ジェイ ケー エル エム エヌ オー ピー キュー アール エス ティー ユー ブイ ダブリュー エックス ワイ ゼット

アバス(アバス)は、メガニラの子にして、供犠の儀式を嘲笑せしが故に、イモリ、あるいはミズトカゲに変えられし者なり。

アブシュルトス(アブシュルトス)。イアソンが金羊毛を守りし竜を討ち果たした後、彼は美しき若き魔女にしてアイエテスの娘なるメデイアと共に逃れしが、アイエテスは猛然と追跡せり。なれば、メデイアは王の最も尊き宝、すなわち唯一の息子にして世継ぎなるアブシュルトスを連れ去りし故なり。追跡を遅らせんがため、メデイアは幼き弟を殺し、その亡骸を細かく切り刻み、船の舷側より投げ落としぬ。かくして、この残忍なる娘は逃走を果したり。

アケロオス(アケロオス)は河神にして、デイアネイラへの愛においてヘラクレスの好敵手なりき。誰が花嫁を得るべきかを決さんため、ヘラクレスとアケロオスは相撲を取りしが、その名声は幾世紀もの時を超え、今に伝わりぬ。この激しき闘争において、アケロオスは自らを牡牛の姿に変えしが、[ページ 14]牡牛となりて敵手へと突進し、角を低くして彼を突き飛ばさんとしぬ。ヘラクレスはその猛攻をかわし、巨大なる角の一つを掴み、あまりに固く握りしが故に、アケロオスが自らを解放せんとする猛烈なる努力により、その角は折れてしまいぬ。彼は敗れ、ついに自らを河へと変えしが、その河は以来、彼の名をもって知られぬ。

アケローン(アケローン)(「若者の古典辞典」を参照)。 プルートーよりその裁きを聞くため、全ての魂が渡らねばならぬアケローン川の流れは、あまりに速く、最も勇敢なる泳ぎ手すらもその流れに逆らおうとはしなかった。 そして、橋なきゆえ、霊魂たちは、唯一利用しうる舟を操る老いたる渡し守カローンの助けに頼らざるを得なかった。彼は、死者たちがプルートーへの旅路を遅滞せぬよう、古人が死者の舌の下に注意深く置いたオボルス、すなわち渡し賃を受け取るまでは、いかなる魂もこの水漏れする舟に乗せることはなかった。渡し賃を持たぬ者たちは、百年の間待つことを強いられ、その後にカローンはしぶしぶながらも無償で彼らを渡した。

アキレウス(アキレウス)は、トロイア戦争におけるギリシアの英雄たちの中で、最も勇敢なる者であった。彼はテッサリアの王ペレウスの息子であった。彼の母テティスは、 [15] 彼が幼児であった時、ステュクス川の淵に彼を浸し、水が触れたあらゆる場所を不死身にした。しかし、彼が掴まれていた踵は濡れず、その部分は弱点として残された。トロイア攻囲戦において、パリスによって踵に矢を射られ、その傷がもとで命を落とした。

アシダリア(アシダリア)は、ボイオーティアにある泉にちなんで、ウェヌスに与えられた名。

アキス(アキス)。ニンフのガラテイアに愛されたシチリアの羊飼い。彼を嫉妬したキュクロープスの一人が、彼に岩を投げつけ、押し潰した。ガラテイアは彼の血を川に変え、それがエトナ山の麓のアキス川となった。

アクタイオーン(アクタイオーン)は、有名な狩人アリストイオスの子であった。彼はディアナが入浴中に彼女に踏み込み、彼女によって鹿に変えられた。その姿で彼は自身の犬たちに追われ、八つ裂きにされた。

アーデス(アーデス)、ハーデスを参照。

アドーニス(アドーニス)は、ウェヌスの美しき従者にして、その衣の裾を引く者。彼は猪に殺され、ウェヌスによってアネモネに変えられた。

アドラステア(アドラステア)は、正義の女神の一柱であるネメシスの別名なり。

[16] アディスクリプティティイ・ディイ(アディスクリプティティイ・ディイ)は、第二位階の神々なり。

逆境、エキドナを見よ。

アイアコス(アイアコス)は、ミーノース、ラダマンテュスと共に冥府の審判者の一人なり。エアコスを見よ。

アイカストル(アイカストル)は、カストルの神殿に言及する、女性のみが用いる誓いの言葉なり。

アエデポル(アエデポル)は、ポルックスの神殿に言及する、男女共に用いる誓いの言葉なり。

アイエーテース(アイエーテース)は、コルキスの王にして、メデイアの父なり。

アイガイオーン(アイガイオーン)は、五十の頭と百の腕を持つ巨人にして、ユピテルによりエトナ山の下に幽閉されし者なり。ブリアレウスを見よ。

アイギス(アイギス)は、ユピテルの盾にして、山羊の皮にて作られし故に斯く呼ばれしものなり。

アイグレー(アイグレー)。ナイアデスの中で最も美しき者なり。

アエロ(アエロ)は、ハルピュイアの一柱の名なり。

アエネアス(アエネアス)は、アンキセスとウェヌスの子なり。彼はトロイアの滅亡を免れし数少ない偉大なる将の一人なりき。攻囲の間、ディオメデス、更にはアキレウス自身と対峙し、大いなる勇気を示せり。ギリシア人らが都に火を放ちし時、アエネアスは[17]老いたる父アンキセスを肩に担ぎ、その子アスカニウスと妻クレウサは彼の衣にすがりつきし。彼は彼ら全てを炎より救い出せり。数年もの間、数多の困難に遭遇しつつ彷徨いし後、ついにイタリアに辿り着き、ラテン人の王ラティヌスに手厚く迎えられし。ラティヌスの死後、アエネアスは王となりぬ。

アイオロス(アイオロス)は風の神であった。ユピテルが彼の父と伝えられ、その母はヒッポトスの娘であったとされている。アイオロスは、風を洞窟に閉じ込め、時折、世界中に吹き荒れる自由を与える力を持つとされている。彼が風に対してこれほどの支配力を持つとされていたため、ユリシーズがトロイからの帰途に彼を訪れた際、アイオロスはユリシーズの航海を妨げる可能性のある全ての風を袋に縛り付けて彼に与えた。ユリシーズの仲間たちは、その袋に宝物が入っていると想像し、彼らが目指していた港であるイタカが見えるやいなや、それを切り開いた。すると、逆風が吹き出し、船を何リーグも押し戻してしまった。アイオロスの住まいは、ストロンギュレ(現在のストロンボリ)にあった。

アスクレピオス(アスクレピオス)は、医術の神であり、アポロンの息子であった。彼は、アルゴナウタイがコルキスへ向かった有名な遠征において、彼らの医師を務めた。彼はその治療術で非常に有名になったため、プルートーは彼を妬み、ユピテルに雷霆で彼を殺すよう懇願した。息子の死を復讐するため、アポロンは雷霆を鍛造したキュクロプスを殺した。エピオネとの結婚により、彼は二人の息子、マカオンとポダレイリオス(ともに有名な医師)と、四人の娘をもうけた。その中で、健康の女神ヒュギエイアが最も名高い。アスクレピオスを称える多くの神殿が建てられ、彼によって癒された人々が奉納板をそこに吊るした。しかし、彼の最も有名な聖地はエピダウロスであり、そこでは五年に一度、彼を称える競技会が開催された。この神は様々に表現されるが、最も有名な彫像では、彼が金と象牙の玉座に座っている姿が描かれている。彼の頭は光線で飾られ、長い髭を蓄えている。片手には節くれだった杖を持ち、もう一方の手には蛇が巻き付いた杖を持ち、足元には犬が横たわっている。

[19]アイソン(アイソン)はイアソンの父にして、メデイアにより若き姿に復せしめられし者なり。

アガメムノン(アガメムノン)はプリステネスの子にして、メネラオスの兄弟なり。彼はアルゴスの王なりき。その兄弟の妻は、スパルタ王テュンダレオスが娘なる名高きヘレネなりき。ヘレネがパリスと駆け落ちせし時、アガメムノンはトロイアに対するギリシア軍の遠征において、その指導者に任ぜられしなり。

アガニッピデス(アガニッピデス)は、アガニッペの泉に由来する、ムーサたちの名なり。

アギネウス(アギネウス)、アポロンを見よ。

アグライア(アグライア)は、三美神の一柱なりき。

アグニ(アグニ)。ヒンドゥーの雷神なり。

アイアス(アイアス)は、トロイア戦争におけるギリシアの勇士たちの中で、最も勇敢なる者の一人なりき。その父はテラモン、母はエリボイアなり。ある著述家は彼がオデュッセウスに殺されしと語り、またある者はパリスに討たれしと断言し、さらにまたある者はオデュッセウスに敗れたる後、狂気に陥り自ら命を絶ちしと主張す。オイレウスの子なる別のアヤックスもまた、トロイア戦争において顕著なる役割を担いしなり。

アルケスティス(アルケスティス)はアドメトスの妻にして、夫の命を救わんがため、その身代わりとなりて死せしが、ヘラクレスにより生を復せしめられしなり。

アルケイデス(アルケイデス)は、ヘラクレスの別名の一つなり。

アルクメネ(アルクメネ)は、ヘラクレスの母にして、アルゴスの王エレクトリュオンの娘なりき。

[20]アレークトー(アレークトー)は、エリニュエスの一柱なりき。彼女は頭髪の代わりに蛇を戴く姿にて描かれ、その行く先々にて疫病を蔓延させると信じられしなり。

アレークトリュオン(アレークトリュオン)は、マールスの召使いにして、主人が日の出に気づかぬままにせしが故に、彼により雄鶏へと変えられしなり。

アルファズル(アルファズル)は、スカンディナヴィア神話における至高の存在—万物の父なり。

アルマ・マンモーサ(アルマ・マンモーサ)は、ケレスの別名なり。

アルペイオス(アルペイオス)、河神なり。アレトゥーサを見よ。

祭壇。供物を捧げし構造物なり。最古の祭壇は、ただ土や芝、あるいは粗きままの石を積み重ねたるものに過ぎざりき。されど、供犠の儀式がより厳かになるにつれ、壮麗なる祭壇が築かれし。あるものは大理石や真鍮にて造られ、彫刻や浮彫にて飾られ、その隅々には獣の頭部の模型が施されし。高さは二フィートより二十フィートまで様々にて、あるものは堅固に築かれ、またあるものは犠牲の血を留めんがため、中空に造られし。あるものには皿のごときものが備えられ、その中に乳香を投じ、燃え盛る脂肪の臭いを消し去りし。これこそ、祭壇にて香を焚く慣習の起源となりしものならん。

アマルテイア(アマルタイア)、ユピテルを養いし山羊なり。

アマゾン族(アマゾンズ)は、スキティアに住みし女兵士の民族なり。ヘラクレスは彼らを完全に打ち破り、[21]その女王ヒッポリュテをテセウスに妻として与えし。この戦いの後、この民族は絶滅せしものと見えたり。

An Amazon stands with one arm raised above her head

See page 20

Amazon

See page 20

Amazon

参照 20

アマゾン族

アンバルウァリア祭(アンバルウァリア)は、ケレスを讃えし祭典にして、ローマの農夫らがその畑を清めんがために設けしものなり。春の祭典には、各家の主が、通常は豚か雄羊なる動物を樫の枝にて飾り、己の領地を巡り、乳と新酒を捧げし。収穫の後には別の祭典ありて、その折にはケレスにその季節の初穂が捧げられし。ケレスを参照せよ。

琥珀、ヘリアデスを参照せよ。

アンブロシア(アンブロシア)は、バッカス祭なりき。

アミカ(アミカ)、ウェヌスの別名なり。

アンフィオン(アンフィオン)は、ユピテルとアンティオペの子なりき。彼は音楽に大いに長じ、そのリュートの音色により、石が規則正しく並び、テーバイの都の城壁を築きしと伝えらる。

アンフィトリテ (アンフィトリテ) (または サラキア)、ネプトゥーヌスの妻、[Pg 22]はオケアノスとテテュスの娘であった。彼女は海の神トリトンの母であった。

アミュコス (アミュコス) はベブリュキアの王であった。彼はネプトゥーヌスの息子であり、ポルックスによって殺された。

アンカイオス (アンカイオス)。ネプトゥーヌスの息子で、一杯の葡萄酒を置いて猪狩りに出かけ、その猪に殺されてしまったため、葡萄酒は一口も飲まれなかった。これが「杯と唇の間には多くの過ちがある」という諺の起源となった。

アンキリア (アンキリア)、十二の聖なる盾。最初のアンキレは、ヌマ・ポンピリウスの祈りに応じて天から降ってきたとされていた。ローマ人の運命はその保存にかかると預言されていたため、細心の注意を払って保管された。アンキリアを管理するための神官団が設立され、毎年3月1日には盾がパレードで運ばれ、夕方にはコエナ・サリアリスと呼ばれる盛大な祝宴が催された。

アンドロメダ (アンドロメダ)、エチオピアの王ケフェウスの娘で、ペルセウスの妻であった。彼女は岩に鎖で繋がれ、海の怪物に食い尽くされようとしていたところを、彼によって救い出された。

アネモネ (アネモネ)。ウェヌスはアドニスをこの花に変えた。

アンゲローニア (アンゲローニア)、別名ウォルピアは、[Pg 23]心の苦悩を晴らす力を持つ女神であった。

アンナ・ペレンナ (アンナ・ペレンナ)、田園の神々の一柱。

アンタイオス (アンタイオス)、ヘラクレスに打ち負かされた巨人。ヘラクレスが彼を投げ倒すたびに、巨人は大地に触れることで新たな力を得たため、ヘラクレスは彼を地面から持ち上げ、絞め殺した。

アンテロス (アンテロス)、ウェヌスの息子である二人のクピドの一人。

アンティクレイア (アンティクレイア)、ユリシーズの母。

アンティオペ (アンティオペ) はテーバイの王リュコスの妻であった。ユピテルはサテュロスに変装し、彼女を誘惑し、堕落させた。

アヌビス (アヌビス) (またはヘルマヌビス (ヘルマヌビス))。「半分は犬、半分は人の神。」ウェルギリウスや他の詩人たちからはバーカーと呼ばれた。

アオニデス (アオニデス)、アオニアの国に由来する、ムーサたちの名。

アパトゥリア (アパトゥリア)、欺瞞を意味するギリシャ語にその名を得た、アテナイの祭り。

アフロディーテ (アフロディーテ)、ウェヌスのギリシャ名。

アピス、下ナイルの住民がユーピテルに与えた名。また、エジプトで崇拝された奇跡の雄牛。

アピス (アピス)、アルギウィアの王。後にセラピスと呼ばれ、エジプト人にとって最も偉大な神となった。

アポロン (アポロン)。この名高き神は、かつてアルカディアの王であり、ユーピテルとラートーナーの子であった。彼はいくつかの名で知られたが、主として[Pg 24]以下の名で呼ばれた。—ソル(太陽);デロス島のキュントスと呼ばれる山に由来するキュンティオス、そしてこの島が彼の生誕地であることからデリオスという名を得た;時折イルカの姿をとることからデルフィニオス。彼のデルフィコスという名は、彼がデルフォイの壮麗な神殿と関わり、そこで名高い神託を告げたことに由来する。ある著述家たちは、イエス・キリストが生まれた時、この神託が沈黙したと記している。アポロンの他の一般的な名は、ディデュマイオス、ノミオス、パイアン、そしてポイボスであった。ギリシャ人たちは彼をアギネウスと呼んだ、なぜなら街路が彼の守護下にあったからであり、また彼が蛇のピュトンを殺したことからピュティオスと呼ばれた。アポロンは通常、髭のない端麗な若者として描かれ、月桂冠を戴き、片手に弓を、もう一方の手に竪琴を持っている。アポロンのお気に入りの住まいは、ギリシャのフォキスにあるパルナッソス山で、そこで彼はムーサたちを統率した。アポロンは数人の子の父と認められていたが、最も名高い二人はアスクレピオスとパエトーンであった。

アポテオーシス (アポテオーシス)。神の聖別。神格化の儀式。

アラクネ(アラクネ)は、リュディアの王女にして、[Pg 25]ミネルヴァに紡ぎの技を競うべく挑みし者なり。されどミネルヴァは紡錘にて彼女の頭を打ち、蜘蛛へと変えたり。

アルカディア(アルカディア)は、ペロポネソスの中央に位置する麗しき国にして、神々が愛でし場所なり。アポロンはアルカディアの王であったと伝えらる。

アルカス(アルカス)は、カリストの息子にして、雄熊へと姿を変えられ、その後、こぐま座と称される星座となりし者なり。

射手、ケイロンを見よ。

アレオパギタイ(アレオパギタイ)は、アレオパゴスにて座し裁きを下せし判事たちなり。

アレオパゴス(アレオパゴス)は、アテネにある丘にして、マールスが十二柱の神々の前で殺人の罪により裁かれし場所なり。

アレス(アレス)。マールスと同一にして、戦の神なり。

アレトゥーサ(アレトゥーサ)は、ディアナのニンフの一人なり。彼女は河神アルペイオスより逃れ、ディアナにより地下を流るる小川へと姿を変えられ、逃れることを得たり。彼女は美しきが如く貞淑なりき。

アルゴナウタイ(アルゴナウタイ)。この名は、イアソンの指揮の下、金羊毛を求め、船アルゴ号にてコルキスへと航海せし五十人の英雄たちに与えられしものなり。

アルゴス(アルゴス)は、百の眼を持ち、[Pg 26]それらが交互に眠り、また見張りをせし神なり。彼はユーノーによりイーオーを見張るよう命じられしが、メルクリウスに討たれ、ユーノーにより孔雀へと姿を変えられし。

アリアドネ(アリアドネ)は、クレタの王ミノスの娘なり。テセウスが糸玉の助けによりラビリンスより脱出するを助けし後、彼と共にナクソスへと逃れしが、そこで彼は恩知らずにも彼女を見捨てたり。されどバッコスは彼女を求婚し、娶り、彼が彼女に与えし七つの星の冠は、星座へと姿を変えられし。

アリオン (アリオン) は、レスボス島のメテュムナ出身の有名な叙情詩人であり、その技芸によって莫大な富を築いた。アリオンの名を有名にした美しい寓話がある。かつてレスボス島から旅をしていた際、彼の仲間たちは彼を強奪し、海に投げ込もうと企てた。彼は船乗りたちに、海に投げ込まれる前に竪琴を弾かせてくれるよう懇願し、あまりにも甘美に演奏したため、イルカたちが船の周りに群がった。彼はその後、自ら海に身を投げたが、一頭のイルカが彼を乗せ、コリントス近郊のタエナルスまで運んだ。この行いにより、そのイルカは星座として天に上げられた。

アリスタイオス (アリスタイオス) は、アポロンとキュレネの子であり、樹木の神であった。彼はまた、人類に蜂蜜の使い方やオリーブから油を採る方法を教えた。彼は名高い狩人であった。彼の最も有名な息子はアクタイオンである。

[27] アルマータ (アルマータ) は、スパルタの女たちによってヴィーナスに与えられた名の一つである。

アルテミス (アルテミス)。これはディアナのギリシャ名であり、デルフォイの祭りはアルテミシアと呼ばれた。

芸術と学問、ミューズを参照。

アルスピケス (アルスピケス)、生贄の司祭たち。

アスカラフォス (アスカラフォス) は、ケレスによって不幸の前兆であるフクロウに変えられた。なぜなら、彼がプルートにプロセルピナが冥界で食べ物を口にしたことを告げ、それによって彼女の地上への帰還を妨げたからである。

アスカニウス (アスカニウス)、アイネイアスとクレウサの息子。

アスコリア (アスコリア)、バッカス祭の一種で、ギリシャ語で革袋を意味する言葉に由来する。この革袋は競技で飛び跳ねるのに使われた。

アソポス (アソポス)。ジュピターの息子で、父の雷霆の一つによって殺された。

アッサビヌス (アッサビヌス)、ジュピターのエチオピア名。

ロバの耳、ミダスを参照。

アスタルテ (アスタルテ)、ヴィーナスの東洋名の一つ。

アステリア (アステリア)、コイオスの娘で、鷲の姿に変じたジュピターによって連れ去られた。

アストライア(アストライア)は、ネメシスの母にして正義の女神であった。地上に悪がはびこるや、天へと帰還した。

[ページ 28]アタランタ(アタランタ)は、カイネウスの娘であった。神託は彼女に、結婚は命取りとなると告げたが、彼女は非常に美しかったため、多くの求婚者がいた。彼女は非常に足の速い走者であり、求婚者たちを退けるため、競走で自分を追い抜いた者とは結婚するが、敗れた者は皆殺されると約束した。しかし、ヒッポメネスはヴィーナスの助けを得て成功した。その女神は彼に三つの黄金の林檎を与え、アタランタが競走で彼に追いつくたびに、彼はそのうちの一つを落とした。彼女はそれらを拾うために立ち止まり、彼は勝利して彼女と結婚した。その後、二人はキュベレーの神殿を冒涜したため、キュベレーによってライオンに変えられた。

アテー(アテー)。復讐の女神であり、不和とあらゆる悪の女神とも呼ばれた。彼女は父ユピテルによって天から追放された。

アテナ(アテナ)は、ミネルヴァがアテナイの守護女神として得た名である。

アトラスは、アフリカのマウレタニア、現在のモロッコの王であった。彼はまた偉大な天文学者でもあった。彼は地球儀を背負った姿で描かれ、その名は「大いなる苦役」または「労働」を意味する。ペルセウスに対する彼の不親切ゆえに、その王は彼をアトラスの名を冠する山に変えた。アフリカの山脈は彼にちなんで名付けられ、大西洋もまた然りである。彼は妻プレイオネとの間に七人の娘をもうけ、[ページ 29]彼女たちは総称してプレイアデスと呼ばれた。そして妻アエトラとの間にはさらに七人の娘をもうけ、彼女たちも同様にヒアデスと呼ばれた。プレイアデスとヒアデスはともに天の星座である。

アトレウス(アトレウス)、兄弟間の憎悪の典型なり。彼の弟テュエステスへの嫌悪は、甥たちを殺し、炙り焼きにし、その父を饗宴に招くまでに至りし。テュエステスはこれを和解の印と見なししが、彼は兄の忌まわしき残虐の犠牲となりし。

アトロポス(アトロポス)、運命の三女神と称される三姉妹の一柱にして、生命の糸を断ち切るべく、鋏を構えし者なり。

アテュス(アテュス)、クロイソスの息子にして、生まれつき口が利けざりしが、戦いの最中、兵士が王を殺めんとせしを見て、言葉を得て叫びし、「王を救え!」と。これにより、彼の舌を縛りし紐は断たれし。

アテュス(アテュス)は、アウロラに愛されし若者にして、彼女の父により殺されしが、オウィディウスによれば、後に松の木と化ししという。

アウゲイアス(アウゲイアス)、エリスの王にして、ヘラクレスが清めし厩の主なり。その厩には三千頭の牛が三十年の間飼われし。アルペイオス川をその中に流し込むことにより、清められし。アウゲイアスは、ヘラクレスの労苦に対し、己が牛の十分の一を与えることを約束せしが、その約束を違えしがゆえに、ヘラクレスは彼を殺めし。[Pg 30]

鳥占い(アウグリー)。これはローマ人により採用されし、鳥の飛翔により未来を判断する手段なり。そして、その儀式を司る祭司はアウグルと呼ばれし。

アウロラ(アウロラ)、暁の女神なり、

彼女は太陽神ソル(Sol)の娘にして、星々と風の母なりき。彼女は白き馬に引かれし、輝かしき黄金の戦車に乗りし姿にて描かれん。女神はティトノスを愛し、神々に彼に不死を与えるよう懇願せしが、同時に彼が老い衰えぬよう願うことを忘れし。ティトノスを見よ。

アウステル(アウステル)、南風にして、ユピテルの息子なり。

アヴェルヌス(アヴェルヌス)、毒の湖にして、詩人たちにより冥界の入り口にあると称されしが、実のところはイタリアのカンパニア地方に位置する湖なりき。

アウェルンクス・デウス (アウェルンクス・デウス)、人々を悪行から遠ざけることができたローマの神なり。

、ダイダロスを見よ。

[31] バアル (バアル)、フェニキア人の神なり。

バアル・ペオル (バアル・ペオル)、好色と猥褻に関連付けられたモアブ人の神なり。現代の名はベルフェゴールなり。

幼児、ルミア・デアを見よ。

バッカンテス (バッカンテス)。バッカス神の巫女たちなり。

バッカス (バッカス)、酒の神にして、ユピテルとセメレの子なりき。彼はテセウスに見捨てられし後、クレタ島の王ミノスの娘アリアドネと結婚したと伝えらる。彼の子供たちの中で最も著名なるは、結婚の神ヒュメンなり。バッカスは時に、ディオニュシオス、ビフォルミス、ブリサエウス、イアッコス、レナエウス、リュケウス、リベル、そして自由の象徴たるリベル・パテルといった名で呼ばるることもあり。酒の神は通常、ブドウの蔓と蔦の葉を冠した姿で描かれん。彼の左手には、先端にモミの球果を戴き、蔦またはブドウの蔓に囲まれし、槍の一種たるテュルソスが握られん。彼の戦車は、ライオン、トラ、あるいはパンサーに引かれん。

バリオス (バリオス)。ネプトゥヌスがペレウスに婚礼の贈り物として与えし名馬にして、その後アキレウスに与えられし。

吠える者、アヌビスを見よ。

バッサリデス (バッサリデス)。バッカス神の巫女たちは、時にそのように呼ばれし。

[32] 戦い、ヴァルハラを見よ。

、カリストを見よ。

、ウェヌスを見よ。

、メローナを見よ。

ベリサマ (ベリサマ)、ガリア人の女神なり。その名は「天の女王」を意味す。

ベレロフォン (ベレロフォン)、キマイラと呼ばれる怪物を滅ぼせし英雄なり。

ベローナ (ベローナ)、戦争の女神にして、マールスの妻なり。3月24日はベローナの日と呼ばれ、その日には彼女の崇拝者たちがナイフで自らを傷つけ、生贄の血を飲んだという。

ベルフェゴール (ベルフェゴール)、バアル・ペオルを見よ。

ベルス (ベルス)。カルデアにおける太陽の名なり。

ベレキュンティア(ベレキュンティア)、キュベレの別名にして、彼女が崇められし山の名に由来す。

ビフォルミス(ビフォルミス)、バッカスの別名にして、彼が髭ある姿と髭なき姿の両方にて語られし故なり。

、占鳥術を見よ。

誕生、ルキナとレヴァナを見よ。

鍛冶師、ブロンテスとウルカヌスを見よ。

盲目、タミュリスを見よ。

青き瞳、グラウコピスを見よ。

ボナ・デア(ボナ・デア)。「豊穣の女神」にして、その祭儀はローマ人により大いなる壮麗さをもって祝われし。ケレスを見よ。

[33] ボヌス・エウェントゥス(ボヌス・エウェントゥス)。良き成功の神にして、田園の神性なり。

ボレアス(ボレアス)、北風にして、アストラエウスとアウロラの息子なり。

境界、テルミヌスを見よ。

拳闘、ポルックスを見よ。

ブラフマー(ブラフマー)。大いなるインドの神性にして、世界の四方を向く四つの頭にて表されし。

ブリアレウス(ブリアレウス)、名高き巨人なり。アイガイオーンを見よ。

ブリサエウス(ブリサエウス)。バッカスの別名にして、葡萄と蜜の使用に言及す。

ブロンテス(ブロンテス)、キュクロプスの一柱なり。彼は鍛冶師の擬人化なり。

ブボナ(ブボナ)、牧夫の女神にして、田園の神性の一柱なり。

ブッダ(ブッダ)。元来、異教の神性にして、ヒンドゥー教徒のヴィシュヌなり。

ビュブリス(ビュブリス)。ソル(太陽神)の姪にして、オウィディウスにより言及されし。彼女は報われぬ恋ゆえに多くの涙を流し、ついに泉と化せり。

カビリ(カビリ)。これら神々の崇拝にまつわる神秘的な儀式は、あまりに猥褻なるがゆえに、[34] 多くの著述家は、それを明かすことまかりならぬ秘密として言及せり。

カコダイモン(カコダイモン)。悪しき精霊のギリシア名なり。

カクス(カクス)、三つの頭を持つ怪物にして盗賊なり。

カドモス(カドモス)は、ギリシアの最も古き半神の一柱なり。彼は文字の発明者と伝えられ、そのアルファベットは十六文字より成りたり。ボイオティアの竜を討ち、その歯を地に蒔きしはカドモスなり。その一つ一つより武装せる男が生まれ出でたり。

カドゥケウス(カドゥケウス)。メルクリウスが携えし杖なり。その先端には二匹の翼ある蛇が絡みつきたり。眠りをもたらす力を持つとされ、ミルトンは『失楽園』にてこれを「眠りを誘う杖」と称えたり。

カリスト(カリスト)は、アルカディアのニンフにして、ユピテルにより雌熊に変えられし者なり。その姿にて息子アルカスに狩られしが、もしユピテルが彼を雄熊に変えざりせば、彼女は殺されしであろう。このニンフと息子は、大熊座と小熊座として知られる星座を成す。

カリオペ(カリオペ)。叙事詩と弁論術を司るムーサなり。彼女は通常、古代の筆記具であるスタイラスと蝋板を用いて描かれる。

カルペ(カルペ)。ヘラクレスの柱の一つなり。

カリュプソ(カリュプソ)は、オギュギア島の女王なり。ユリシーズはそこに難破し、七年間留まるよう説得された。

[Pg 35] カーマ(カーマ)。インドの愛と結婚の神なり。

カミルス(カミルス)。メルクリウスの別名にして、神々の従者としての職務に由来する。

カナケ(カナケ)。アクタイオンの猟犬の一匹の名なり。

カノプス(カノプス)。エジプトの水の神にして、火を征服せし者なり。

カピス(カピス)またはカプラ(カプラ)。耳付きの珍しき杯にして、神々の健康を祝して酒を飲む際に用いられた。

カピトリヌス(カピトリヌス)。ユピテルの別名にして、カピトリヌスの丘に由来し、その頂には彼に捧げられし神殿が建てられた。

カプリペデス(カプリペデス)。パン、アイギパン、サテュロス、ファウヌスは、山羊の足を持つゆえにそう呼ばれた。

カプロティナ(カプロティナ)。ユノの別名なり。

カサンドラ(カサンドラ)は、プリアモスとヘカベの娘にして、アポロンより未来を視る力を授かりし者なり。されど、かの神を怒らせしゆえ、人々は彼女の予言を信ずることを禁じられし。

カシオペア(カシオペイア)。エチオピアの女王にして、その美貌をネレイデスと比べし者なり。ゆえにネレイデスは彼女を岩に鎖で繋ぎ、海の怪物に喰らわせんとせしが、ペルセウスにより救い出されし。アンドロメダを見よ。

カスタリア(カスタリア)。パルナッソス山にある泉の一つにして、ムーサたちに聖なるものなり。

カスタリデス(カスタリデス)。泉カスタリア、あるいはカスタリウスにちなみ、ムーサたちの別名なり。

[36] カストル(カストル)。ユピテルとレダの息子にして、ポルックスの双子の兄弟なり。馬術の腕前において名高し。彼は黄金の羊毛を求め、イアソンと共に旅立ちし。

カウテル(カウテル)。イスラム神話における楽園の湖にして、その水は蜜のごとく甘く、雪のごとく冷たく、水晶のごとく澄みわたる。かの水を味わいし信者は、もはや喉の渇きを感じぬと伝えらる。

ケラエノ(ケラエノ)は、ハルピュイアの一柱にして、西風ゼピュロスの祖なり。

ケンタウロス(ケンタウロス)。上半身は人、下半身は馬の姿をなしし狩人なり。ケンタウロイはテッサリアに住みし。

ケファロス(ケファロス)はプロクリスと結婚せしが、彼女が密かに彼を見張る中、彼が野獣と誤認して射殺し、不慮にも妻を殺めし。ケファロスは貞節の象徴なりき。

ケラウニオス(ケラウニオス)。ユピテルのギリシャ名にして、その雷霆より「雷撃者」を意味す。

ケルベロス(ケルベロス)。冥王プルートンの名高き三つ頭の犬にして、冥府の門を守り、生ける者の侵入を阻み、また住人たちの脱出を許さざりき。

儀式、テミスを見よ。

Apollo stands with one arm outstretched

See page 23

Apollo Belvedere

See page 23

Apollo Belvedere

23 を見よ

ベルヴェデーレのアポロン

[37]ケレス(ケレース)は、サトゥルヌスの娘にして、農業と大地の恵みの女神なり。彼女はトリプトレモスに穀物の育て方を教え、彼を地上に送り、その住民に教えしめたり。彼女はマグナ・デア、ボナ・デア、アルマ・マンモーサ、テスモルフォニスという名にて知られし。ケレスはプロセルピナの母なりき。アンバルヴァリアを参照せよ。

ケストゥス(ケストゥス)は、ウェヌスの帯にして、抗しがたき愛情を掻き立てしものなり。

カオス(カオス)は、世界創造以前に存在せしとされ、その中より世界が形作られし混沌たる物質の塊を寓意的に表せり。

カロン(カロン)は、ノクスとエレブスの息子なりき。彼は死者の魂を船に乗せ、アケロン川とステュクス川を渡り、エリュシオンの野へと運ぶ渡し守なりき。「カロンの通行料」[38]とは、恐ろしき渡し守に支払うため、死者の手に握らされし硬貨なりき。

カリュブディス(カリュブディス)。シチリア島の沿岸にある危険な渦潮なり。人格化されし姿は、旅人を略奪せし女とされ、ついにヘラクレスに討たれしと伝わる。スキュラとカリュブディスは、二つの危険を対比して語られること多し。

ケモス(ケモス)。モアブ人の戦の神なり。

子供たち、ヌンディナを参照せよ。

キマイラ(キマイラ)。ベレロフォンに討たれし怪物に人格化されし、荒々しき幻影なり。それは獅子の頭と胸、山羊の胴、そして蛇の尾を持ちたり。常に火を吐き出せり。

ケイロン(ケイロン)は、アキレウスに狩り、音楽、そして薬草の用い方を教えしケンタウロスなり。ユピテルは[39]彼を星々の間に置き、射手座として現れしめたり。

クロリス(クロリス)。花の女神フローラのギリシア名なり。

シュウ。ローマのヘラクレスに相当するエジプトの神なり。

クロノス(クロノス)。時を司る神、サトゥルヌスのギリシア名なり。

キラロス(キラロス)、キュラロスを参照せよ。

キルケー (キルケー)、太陽の娘。毒草の知識により、彼女は夫であるサルマティアの王を滅ぼすことができ、その行いのために追放された。オデュッセウスが彼女の住むアイアイア島に上陸した際、彼女は彼の従者たちを皆、豚に変えた。

キッセタ (キッセタ)。アクタイオンの猟犬の一頭の名。

キテリデス (キテリデス)。キタイロン山に由来する、ムーサたちの名。

クレイオー (クレイオー)。ムーサの一柱にして、ユーピテルとムネモシュネの娘。彼女は歴史を司った。

クロアキナ (クロアキナ)。ローマの下水道の女神。

クロートー (クロートー) は運命の三女神の一柱であった。彼女は誕生に立ち会い、生命の糸が紡ぎ出される紡錘(つむ)を握っていた。アトロポスとラケシスを参照せよ。

リュキアの道化たち (リュキア) は、ラートーナによって蛙に変えられた。彼らが彼女に小川で水を飲ませることを拒んだためである。

クルアキナ (クルアキナ)。ウェヌスの別名。ローマ人とサビニ人の和解の際に彼女に与えられたもので、その和解は女神の像の近くで批准された。[40]

クリュタイムネーストラー (クリュタイムネーストラー)、アガメムノーンの妻にして、夫を殺しアイギストスと結婚した。彼女は息子オレステースを殺そうとしたが、彼は妹のエレクトラーによって救われ、ストロピオスのもとへ送られた。その後、彼は戻り、クリュタイムネーストラーとアイギストスの両方を殺した。

クリュティエ (クリュティエ)。アポローンへの愛が報われなかったため、ひまわりに姿を変えられたニュンペー。この花の姿になっても、彼女は今なお太陽(アポローンの別名)の方を向いていると信じられている。

クネフ。 エジプト神話における宇宙の創造主。

コキュートス (コキュートス)、嘆きの川。冥界の五つの川の一つ。

コエクルス (コエクルス)、凶暴な盗賊にして、ウルカヌスの息子であった。

コエルス (コエルス)、ウーラノス(あるいは天)とも呼ばれ、最も古き神々の一柱であった。

コエナ・サリアリス (コエナ・サリアリス)、アンキリアを参照せよ。

コッリーナ(コッリーナ)は、田園の神々の一柱にして、丘の女神であった。

喜劇、ターリアを参照せよ。

コモス(コモス)は、酒宴の神なり。彼は娯楽と饗宴を司りし。

[41] コンコード(コンコード)。コンコードの象徴は、二つの右手を結びしものと、ザクロであった。

コンコルディア(コンコルディア)。平和の女神。最も古きローマの女神の一柱なり。彼女は片手に豊穣の角を、もう一方には果実が芽吹きし笏を携えし姿にて表されん。

堅固、ケファルスを参照せよ。

コンスアリア(コンスアリア)。ネプトゥーヌスに捧げられし聖なる競技会なり。

コンスス(コンスス)。ネプトゥーヌスに与えられし名にして、助言の神としてのものなり。

コフェチュア(コフェチュア)。アフリカの伝説の王にして、女を嫌いしが、終には『ロミオとジュリエット』に記されし「乞食の乙女」と恋に落ちたり。

コピア(コピア)、豊穣の女神なり。

コラン(コラン)。アクタイオーンの猟犬の一頭、かく名付けられし。

穀物、ケレースを参照せよ。

コロニス(コロニス)は、アポローン妃にしてアスクレピオスの母なり。また別のコロニスは、ポキス王の娘にして、アテーナーにより鴉へと変えられし。

コリュバンテス(コリュバンテス)は、キュベレーの神官なり。彼らは舞踏の際に自らを打ち叩く習わしありし故、この名を得たり。

コリドン(コリドン)。ウェルギリウスが言及せし、愚かな恋煩いの羊飼いなり。

[42] コリュタイクス(コリュタイクス)。マールスに与えられし名にして、兜を揺らす者、の意なり。

コテュット(コテュット)。アテナイの慎み無き女神なり。

助言、コンススを参照せよ。

債権者、ヤーニを参照せよ。

、コロニスを参照せよ。

耕作地、シルウェステルを参照せよ。

献酌官、ガニュメデスを参照せよ。

クピド(クピド)、愛の神にして、ユーピテルとウェヌスの御子なり。彼は裸身にして翼ある少年として、弓矢と松明を携えし姿にて表されん。成人せし時、プシュケーと結婚せり。

クベーラ。ギリシアのプルートゥスに対応する、インドの富の神。

キュベレー。神々の母であり、ゆえにマグナ・マーテルと呼ばれた。彼女はサトゥルヌスの妻であった。彼女は時にケレス、レアー、オプス、ウェスタの名で言及されることがある。彼女はライオンに引かれた戦車に乗る姿で描かれる。片手には笏を、もう一方の手には鍵を携えている。頭上には城壁を模した冠を戴いており、これは彼女が城や塔のある壁を守護した最初の者であることを示している。[Pg 43]

キュクロプス、あるいはキュクローペスは、ウルカヌスの巨大な一つ目の職人たちであり、ユーピテルの雷霆を造りし者たちであった。ヘーシオドスは彼らの名をアルゲス、ブロンテス、ステロペスと記している。

キュグヌスは、パエトンの親友であった。彼は友の死を深く悲しみ、その悲嘆のうちに命を落とし、白鳥へと姿を変えられた。

キュラロスは、カストルの馬の一頭。その毛色は石炭のように黒く、脚と尾は白であったと記されている。チラロスを参照せよ。

キュロは、アクタイオーンの猟犬の一頭の名であり、足が不自由であった。

キュロポテスは、アクタイオーンの猟犬の一頭に与えられた名であり、足を引きずっていた。

キュノスーラは、ユーピテルの乳母の一人であり、神によって輝かしい星座へと変えられた。

[Pg 44]キュパリッススは、アポローンが深く愛した少年であった。彼が死した時、アポローンの執り成しにより、その姿は糸杉の木へと変えられた。その枝は喪を象徴するものとされる。

サイプレス、キュパリッススを参照せよ。

キュプリアは、ウェヌスの名の一つであり、彼女がキュプロス島で崇拝されていたことに由来する。

キュテラは、ウェヌスの名の一つであり、彼女が貝に乗って漂着した島に由来する。

ダクテュロイは、キュベレーの神官たちであった。彼らは指のように十人であったため、この名が与えられた。

ダイダロス(ダイダロス)は、偉大なる建築家にして彫刻家なりき。彼は楔、斧、水準器、そして錐を発明し、また帆を初めて用いたる者なり。ダイダロスはまた、クレタの王ミノスのために、かの名高き迷宮を建造せり。イカロスを見よ。

ダゴン(ダゴン)。ペリシテ人の神にして、人魚のごとく、上半身は人、下半身は魚なり。ミルトンは彼を「上は人、下は魚」と描写せり。

ダハク(ダハク)。ペルシアの悪魔なり。

ダイティヤ(ダイティヤ)。ヒンドゥー神話における悪魔、あるいは邪悪なる神々なり。

ダナエ(ダナエ)は、アクリシオスとエウリュディケの娘なりき。彼女はユピテルとの間に息子をもうけしが、その子は小舟にて海へと流されしが、ポリデクテスに救われ、教育を受けたり。

Cybele in her chariot, drawn by two lions

See page 42

Fountain of Cybele (Rhea)

See page 42

Fountain of Cybele (Rhea)

42 をみよ

キュベレ(レアー)の泉

[45]ダナイデス(ダナイデス)、ダナオスを見よ。

ダナオス(ダナオス)、アルゴスの王にして、五十人の娘の父なりき。彼女らは、一人を除き、父の命により、結婚直後に夫を殺害せり。この罪ゆえに、彼女らは底なき器にて永遠に水を汲み続けるという罰を受けたり。ヒュペルムネストラを見よ。

舞踏、テルプシコラを見よ。

危険、カリュブディス、またスキュラを見よ。

ダフネ(ダフネ)。大地の女神なり。アポロンは彼女に求愛せしが、彼女は彼より逃れ、己の願いにより、月桂樹へと姿を変えたり。

ダルダノス(ダルダノス)、ユピテルの息子にして、ダルダニア市を建設せし者なり。ある著述家らにより、トロイアの創始者と見なされし者なり。

死者の通行料、カロンを見よ。

、ノクスを見よ。

欺く者、アパトゥリアを見よ。

デイアネイラ(デイアネイラ)、オイネウスの娘にして、ヘラクレスの妻なりき。ヘラクレスを見よ。

デリウス(デリウス)、アポロンの別名にして、彼が生まれし島に由来す。

デルフィ(デルフィ)。パルナッソス山上の町にして、その神託所とアポロンの神殿にて名高し。デルフォスを見よ。

デルフィクス(デルフィクス)。アポロンの別名にして、デルフィに由来す。

[46]デルフォス(デルフォス)、神殿が建てられし地、アポロンの神託が授けられし所なり。

デマルス(デマルス)。ユピテルのフェニキア名なり。

デモゴルゴン(デモゴルゴン)は、土壌あるいは大地の暴君たる精霊にして、植物の生命と支えなりき。彼は苔に覆われし老翁として描かれ、地下に住まうと伝えられし。時に妖精と仙女の王とも呼ばれし。

デウカリオン(デウカリオン)、半神の一人にして、プロメテウスとピュラーの子なり。彼とその妻は、船を造りしことにより、紀元前およそ1503年頃、ユピテルが地上に送りし大洪水を生き延びたり。

悪魔、ダハク、ダイティヤ、オバンブーを参照せよ。

ディアナ(ディアナ)、狩猟と貞節の女神なり。彼女はアポロンの妹にして、ユピテルとラトナの娘なりき。ギリシャ人の中にはディアナあるいはポイベーとして知られ、三相一体の女神として崇められし。天上の神性としてはルナと呼ばれ、地上の神性としてはディアナあるいはディクティンナ、そして冥界においてはヘカテと呼ばれし。

ディクティンナ(ディクティンナ)、地上の女神としてのディアナのギリシャ名なり。

ディードー(ディー′ドー)。テュロスの王ベールスの娘。この王女は、アフリカにて、雄牛の皮一枚で囲えるほどの広さの土地を買い求め、[47] 買い取りが済むと、その皮を細長く切り裂き、広大な土地を手に入れたのであった。ここに彼女はカルタゴを築き、ウェルギリウスが語るところによれば、アイネイアースが隣接する海岸に難破した際、彼女は彼をあらゆる親切をもって迎え入れ、ついには彼に恋い焦がれたという。しかし、アイネイアースは彼女の愛情に応えることなく、このことに深く悲しんだ彼女は、自ら剣を刺して果てた。『ケンブリッジの諧謔集』には、ポーソン教授の逸話が語られている。ある宴席にて、会話が駄洒落の話題に移った際、ポーソンはどんな主題でも駄洒落を言えると述べたところ、居合わせた者がラテン語の動名詞、didodumで駄洒落を言ってみよと挑んだ。しかし彼は、即座に以下の見事な二行詩でそれをやってのけたのであった。

ディエス・パテル(ディー′エス・パー′テル)、すなわち「日の父」は、ユーピテルの別名である。

ディー・セレクトゥス(ディー・セレク′ティー)は、第二級の神々を構成した。彼らはコエルス、サトゥルヌス、ゲニウス、オレウス、ソール、バックス、テッラ、そしてルーナであった。

ディンデュメネー(ディン′デュメ′ネー)。キュベレーの別名にして、彼女が崇拝されし山の名に由来する。

ディオメーデース(ディオメー′デース)は、トラキアの残忍なる暴君にして、その牝馬に客人の肉を食らわせし者なり。彼は[48] ヘーラクレースに打ち負かされ、自らも同じ馬たちの餌食とされた。

ディオネー(ディオ′ネー)。ウェーヌスの詩的なる別名。

ディオニューシア(ディオニュー′シア)は、バックスを称える祭典であった。

ディオニューシオス(ディオニュー′シオス)。バックスの別名にして、その父ユーピテル(ディオス)に由来するか、あるいはその養育者たるニュサイと呼ばれるニンフたちに由来する。

ディオスクーロイ(ディオス′クーリー)。カストールとポルックス、ユーピテルの息子たち。

ディーライ(ディー′ライ)。フューリーたちの別名。

ディス。冥界の神プルートーの別名にして、「富」を意味する。

ディスコード、アーテーを参照せよ。

ディスコーディア(ディスコーディア)は、ネメシス、フーリエ、そして死の姉妹にして、神々の間に不和を蒔いたがゆえに、天界より追放されし者なり。

、パンドラを見よ。

紡錘、パラスを見よ。

ディテュランボス。バッコスの一つの異名なり。

ドドナ(ドドーナ)は、ユピテルの名高き神託所なり。

ドドナイオス(ドドナイオス)。ドドナの都に由来する、ユピテルの名なり。

、ラレスを見よ。

[Pg 49] ドラブラ(ドラブラ)。祭司たちが供物を切り分けるに用いたる刀なり。

イルカ、アリオンを見よ。

ドゥールガー(ドゥールガー)。ヒンドゥーの女神なり。

ドリス(ドリス)は、オケアノスの娘にして、ネレウスの姉妹、二柱の海の神々なり。この二柱の姉妹より、様々な水妖精の種族が生まれ出でたり。

ドト(ドト)。ネレイデス、すなわち海の妖精の一柱なり。

ドラコ(ドラコ)。アクタイオンの猟犬の一匹なり。

、七つの頭を持つ、ゲリュオンを見よ。

、モルペウスを見よ。

ドリュアス(ドリュアス)は、田園の神々、森の妖精たちにして、崇拝者たちは油、乳、そして蜜を捧げたり。

(唖)、アティスを見よ。

ドゥウェルガル(ドゥウェルガル)。スカンジナビアのこだまの神—小人なり。

エアコス(エアコス)は、ユピテルとアイギナの息子にして、冥界の審判者の一人、ヨーロッパの人々を裁くべく任じられし者なり。アイアコスを見よ。

大地、アンタイオスを見よ。

イブリース(イブリース)、ムハンマド教の邪悪なる精霊なり。

エキドナ(エキドナ)。蛇の尾を持つ女なり。彼女はキマイラの母とされ、また多頭の犬オルトロスの母、[Pg 50]ヘスペリデスの三百頭の竜の母、コルキスの竜の母、スフィンクスの母、ケルベロスの母、スキュラの母、ゴルゴンたちの母、レルネアのヒュドラの母、プロメテウスの肝臓を食い破りしハゲタカの母、そしてネメアの獅子の母なり。実に、あらゆる逆境と苦難の母なり。

エクノバス(エクノバス)、アクタイオンの猟犬の一匹なり。

エコー(エコー)はナルキッソスに恋したニンフであった。されど彼が衰弱し死せし時、彼女もまた悲嘆に暮れて身をやつし、声のみを残して息絶えたり。その声は、彼女に届くあらゆる音を繰り返すのみ。別の寓話によれば、エコーは空気と大地の娘であるという。彼女はユーノーにより言葉の一部を奪われ、ただ問いに答えることのみを許されし身であった。

アイガイオーン。巨人なる海の神にして、ティーターン族がユーピテルに抗するを助けし者。

エゲリア(エゲリア)。ヌマにその賢明なる法を全て示唆せしと伝えられるニンフ。彼女はヌマの妻となり、彼の死に際してはあまりに悲嘆に暮れ、多くの涙を流せしゆえ、ディアナは彼女を泉へと変えたり。

[51] エギル(エギル)。北欧神話におけるウルカヌス。

エギパン(エギパン)は森や山に住まう田園の神々なり。その身の上半分は人の如く、下半分は山羊の如し。

アイギス(アイギス)はミネルウァの盾なり。ユーピテルを養いし山羊アマルテイアの皮にて覆われしゆえ、その名を得たり。アイギスを見よ。

エレウシスの秘儀(エレウシスの)。アッティカのエレウシスにて、ケレースを崇め行われし宗教儀式なり。

エーリュシオン(エーリュシオン)、あるいはエーリュシオンの野。冥界における正しき者の仮の住処なり。

エンピュリアン(エンピュリアン)。第五の天、異教の神々の座なり。

エンデュミオン(エンデュミオン)。ユーピテルより常に若きままである能力を得し羊飼い。ディアナの恋人の一人なり。

娯楽、コモスを見よ。

嫉妬、フューリーを見よ。

エニュオはベローナ、すなわち戦と残酷の女神のギリシア名なり。

エオルス(エオルス)、アイオロスを見よ。

エーオス(エーオス)。アウローラ(曙の女神)のギリシア名なり。

エオウス(エオウス)。太陽神ソル(太陽)の戦車を引く四頭の馬の一頭なり。この語はギリシア語にして、赤を意味す。

エフィアルテス(エフィアルテス)。ヘーラクレースとの遭遇にて右目を失い、左目はアポロンにより破壊されし巨人なり。

[52]エラトー(エラートー)。ムーサの一柱にして、軽妙なる詩歌の守護神なり。恋人たちの勝利と嘆きを司り、通常、薔薇とギンバイカの冠を戴き、手には竪琴を携えし姿にて表されん。

エレボス(エレブス)。カオスの子にして、ハーデースの神々の一柱なり。時に冥界を表すものとして言及されん。

エルガティス(エルガーティス)。ミネルヴァに与えられし名なり。その意味するところは「働き女」にして、紡績と機織を発明せしと信じられし故に、この名が女神に与えられしなり。

エリクトニオス(エリクテウス)。アテーナイの第四代の王にして、ウルカヌスの子なり。

エリニュス(エリニュス)。フューリーたちのギリシア名なり。その意味するところは「心の攪乱者」なり。

エリシクトン(エリシクトン)。永久の飢えにて罰せられしは、ケレースの聖なる森を汚し、聖なる樫の木の一本を伐り倒せしがためなり。

エロス(エロス)。ギリシアの愛の神なり。

ヘロストラトス(エロストラトス)。エフェソスのディアナ神殿を焼き払いし悪漢なり。それによりて己が名を不朽ならしめんと望みしなり。

エリキナ(エリキナ)。ウェヌスの名の一つにして、シチリア島のエリュクス山に由来す。

エリュトレオス(エリュトレオス)。太陽神ソルが戦車を牽く馬の一頭のギリシア名なり。

エスクラピウス(エスクラピウス)。アスクレピオスを見よ。

エータ(エータ)。アイエーテースを見よ。

[53]エトン(エトン)。太陽神ソルが戦車を牽きし馬の一頭なり。この語はギリシア語にして、「熱き」を意味す。

エトナ(エトナ)。火山にして、ウェルギリウスによれば、その下には巨神テューポーンが埋もれ、彼は猛き炎を吐き出さん。

エウドロモス(エウドロモス)。アクタイオーンの猟犬の一頭の名なり。

エウラロン(エウラロン)。アポローンが名の一つなり。

エウメニデス(エウメニデス)。フューリーたちの名の一つにして、「温和なる者たち」を意味し、ミネルヴァに認められし時を指し示すなり。

エウプロシュネー(エウプロシュネー)。三美神の一柱なり。グラーティアたちを見よ。

エウロス(エウロス)。東風なり。アイオロスの子なり。

エウリュアレ(エウリュアレー)は、ゴルゴンの一柱にして、ポルキュスとケートーの娘なり。

エウリュディケー(エウリュディケー)は、オルフェウスの妻にして、婚礼の夜に蛇に噛まれ命を落としき。

エウリュティオン(エウリュティオン)。七つの頭を持つ竜なり。ゲーリュオーンを見よ。

エウテルペー(エウテルペー)は、ムーサの一柱にして、器楽の守護者なり。その名は「心地よきもの」を意味す。

[54] エウウィーヘ(エウウィーヘ)は、「よくぞ成し遂げたり、我が子よ」という意味の言葉なり。ユーピテルは、その子バックスを常にこの言葉にて呼びかけしゆえ、ついにこの句はバックスの名の一つとなりぬ。

宵の明星、ヘスペロスを見よ。

、カコダイモーンを見よ。

災厄、パンドーラーを見よ。

、一つ目の、キュクロープスおよびグラウコーピスを見よ。

名声は、詩的なる神性にして、翼を持ち、ラッパを吹き鳴らす姿にて表されき。ローマ人により、彼女に捧げられし神殿あり。

運命、ネーレウスを見よ。

運命の女神たち、あるいはパルカエは、必然の三人の娘たちなり。その名は、糸巻き棒を握りしクローソー、紡錘を回ししラケシス、そして運命のハサミにて糸を断ち切りしアトロポスなりき。

ファウヌス。半人半獣の田園の神性なり。サテュロスと酷似せり。ファウヌスは牧神パンに仕え、サテュロスはバックスに仕えき。

ファウォーニウス(ファウォーニウス)。草木の生育に好ましき風、すなわちゼピュロス—西風なり。

[55] 妖精たち

饗宴、コモスを見よ。

フェブリス(フェブリス)(熱病)は、悪しき神性の一柱にして、害をなすことなからんことを願い崇められき。

フェブルウス(フェブルウス)。プルートーの別名にして、葬儀の儀式における清めの部分に由来す。

フェローニア(フェローニア)は、ローマの果樹園の女神にして、解放奴隷の守護者なりき。一部の著述家は、フェローニアをユーノーと同一視せり。

豊穣、ルペルクスを見よ。

祭典、タレイアを見よ。

忠誠、イオラオスを見よ。

フィーデス(フィーデス)は、信仰と誠実の女神にして、ローマのカンピドリオの丘に神殿あり。

美術、ミネルヴァを見よ。

、サラマンダー、ウェスタ、ウルカヌスを参照。

火災保険、カノープスを参照。

漁師、グラウコスを参照。

フラート=イニス(フラート′-イン′ニス)、ケルト神話において、楽園なり。

黄金の羊毛、黄金の羊毛、アルゴナウタイ、イアソンを参照。

、ムスカリウスを参照。

羊の群れ、パレス(牧草地の女神)を参照。

フローラ(フロー′ラ)、花と庭園の女神にして、ゼピュロスの妻なりき。彼女は永遠の若さを享受せり。彼女のギリシア名はクロリスなりき。

[56]フロラリア(フロラ′リア)は、女神フローラを称え設けられし、放蕩なる競技なりき。

、フローラ、クロリス、ホルテンシス、ゼピュロスを参照。

、マルシュアスを参照。

フォルトゥーナ(フォルトゥー′ナ)、運命の女神にして、セルウィウス・トゥッリウスにより神殿を建てられし。彼女は人類に富または貧困を授ける力ありと信じられ、古代の女神の中でも最も強力なる者の一人と崇められし。彼女は通常、車輪の上に立ち、目に包帯を巻き、豊穣の角を携えし姿にて表されり。

欺瞞、邪悪なる神々の一柱にして、人の顔と蛇の体を持つ女神として表されし。その尾の先には蠍の毒針ありき。彼女はコキュートス川に住み、その頭部以外は決して見られざりき。

フレイ(フレイ′ル)。スカンジナビアの豊穣と平和の神。スウェーデンとアイスランドの守護神なり。

フレイヤ(フレイ′ヤ)。スカンジナビアのウェヌス。愛の女神なり。

フリガ(フリ′ガ)。サクソン人の地上の享楽の女神。金曜日の名は彼女に由来す。スカンジナビア神話においては、彼女は結婚の女神なり。

フロー。スカンジナビアの嵐と風の神なり。

、リュキアの道化師たちを参照。

The three fates in a group

See page 54

The Fates

See page 54

The Fates

54を参照。

運命の女神たち

[57]果物、ケレス、ポモナを参照。

葬儀、リビティナ、マネスを参照。

復讐の女神たちは、アケローンとノックスの三柱の娘たちなりき。悪しき行いを為す者どもを罰する者なりき。その名はティシフォネ、メガイラ、そしてアレクトと称され、怒り、殺戮、そして嫉妬を擬人化したものと信じられし。

未来、カサンドラを見よ。

ガブリエル(ガブリエル)は、ユダヤ神話において火と雷の君主にして、神に寵愛されし民には死の天使なり。

ガラテイア(ガラテイア)。海のニンフなり。キュクロプスの一人ポリフェモスは彼女を愛せしが、彼女はその求愛を退け、シチリアの羊飼いアキスの恋人となりぬ。

ガランテス(ガランテス)、狂人たち、ガッリ(そちらを見よ)より出でし。

ガッリ(ガッリ)はキュベレの神官たちにして、供犠を捧げし時、刀にて己が腕を切り裂き、狂人の如く振る舞いしゆえ、狂乱せし人々はガランテスと称されしなり。

ガネーシャ(ガネーシャ)。インドのメルクリウスなり。知恵と賢慮の神なり。

ガンガー。インドの三柱の河の女神の一柱なり。

ガニュメデス、トロイアの王トロスの息子にして、美しきフリュギアの若者なり。ヘーベーの後を継ぎ、ユピテルの酌人の任に就きし。一般には飛翔する鷲の背に座す姿にて描かれし。

庭園、ポモナ(果樹の女神)を見よ。

[58] 、ヤヌスを見よ。

ガウタマ(ガウタマ)(ブッダ)。ビルマの主神なり。

ゲニイは家庭の神々なりき。人は皆、二柱のゲニイに付き添われしと信じられ、一柱は幸福をもたらし、他の一柱は不幸をもたらすものなりき。

ゲニトル(ゲニトル)。ユピテルのリュキアにおける呼称なり。

幾何学、メルクリウスを見よ。

ゲリュオン(ゲリュオン)はガデスに住まいし三つの体を持つ怪物なりき。彼の数多の家畜は、二つの頭を持つ犬オルトロスと、七つの頭を持つ竜エリュティオンにより守られしが、これらの守護者たちはヘラクレスにより滅ぼされ、家畜は奪われしなり。

きり、ダイダロスを見よ。

、ケストス(ウェヌスの)を見よ。

グラウコス(グラウクス)は漁師であったが、海藻を食らいしことにより海の神と成り果てた。彼はその海藻が魚を活気づけ、己をも強くするであろうと考えたのである。

グラウコピス(グラウコピス)。ミネルヴァに与えられし名にして、彼女が青き瞳を持ちし故なり。

ノーム(ノーム)。プラトンが名付けし、大地に住まうと信じられし見えざる神々の名なり。

グノシス(グノシス)。クレタ島のグノッソス市にちなみ、アリアドネに与えられし名なり。

山羊、イフィゲニア、メンデス、そしてヴィーナスを見よ。

山羊の足、カプリペデスを見よ。

[59] 黄金の林檎、アタランタを見よ。

黄金の羊毛は、雄羊の皮なり。時に白きものと記され、またある時は紫と黄金に輝くものと記されし。これはフリクソスに与えられ、彼はこれをコルキスへと運びし。かの地にてアイエテス王はフリクソスをもてなし、その皮はマールスの森に吊るされし。イアソンと四十九人の仲間たちは、この黄金の羊毛を取り戻しに赴きし。アルゴナウタイを見よ。

ゴピヤ(ゴピヤ)。インド神話のニンフたちなり。

ゴルゴン(ゴルゴン)は、ステンノ、エウリュアレ、そしてメドゥーサと名付けられし三姉妹なり。彼女たちは、その眼差しを向けし者すべてを石と化しし。髪の代わりに、その頭は毒蛇に覆われし。ペルセウスは彼女たちを打ち破り、メドゥーサの首を切り落とし、その首はミネルヴァの盾に据えられし。これに目を留めし者すべては石と化したる。

グラティアは、ヴィーナスの侍女たちなり。その名は、美と善なる心よりアグライア、永遠の瑞々しさよりタレイア、そして陽気なる心よりエウフロシュネと名付けられし。彼女たちは通常、手を繋ぎし三人の陽気なる乙女として描かれ、裸体であるか、あるいは透き通る衣のみを纏いし姿なり。これは、グラティアが体現する親切なる行いは、偽りなく、誠実かつ率直になされるべきであるという思想を表す。彼女たちは感謝と友情の務めを教え、人類の間に愛と調和を促進すると信じられし。

[60] グラティア(第四の)、パシテアを見よ。

グラディウス(グラディーウス)。ローマ人によりマルスに与えられし名なり。それは都市をあらゆる外敵より守護せし戦士を意味せり。

グラグス(グラーグス)。リュキアにてユピテルが崇められし名なり。

穀倉、トゥテリナを参照せよ。

グラプシオス(グラプシオス)。ユピテルのリュキアにおける名なり。

、ティートーノスを参照せよ。

悲嘆、ニオベーを参照せよ。

ハダ(ハーダ)。バビロニアのユーノーなり。

ハーデース(ハーデース)。プルートーのギリシア名にして、冥府の神なり。その語は隠されしもの、暗きもの、陰鬱なるものを意味し、冥界、あるいは地獄の領域を指す。時にはアデースとも記されし。

雹嵐、ヌリエルを参照せよ。

ハルキュオネー(ハルキュオネー)(あるいはアルキュオネー)は、プレアデスの一柱にして、アイオロスの娘なりき。

ハルキュオン(ハルキュオン)は海鳥にして、ギリシアのカワセミと信じられし。彼らは波の上に巣を作り、抱卵の期間には海は常に穏やかになりし。故に、現代の用語「ハルキュオンの日々」の語源となりし。

ハマドリュアデス(ハマドリュアデス)は木のニュンペーにして、木々を司りし。

幸福、ゲニイを参照せよ。

ハロエリス(ハロエリス)。エジプトの神にして、その両眼は太陽と月なり。

[Pg 61]ハルピュイア(ハルピーズ)、(文字通りには、奪い去る者、破壊の悪魔、あるいは現代の意味では強奪者)。彼らは半鳥半乙女の怪物にして、女の頭と胸、鳥の体、そして獅子の鉤爪を持ちし。その名はアエロ、オキュペテ、そしてケライノーなりき。彼らは忌まわしき生き物にして、汚穢の中に住み、触れるもの全てを毒せし。

ハルピクルティ(ハルピクルティ)。神ハルポクラテスのエジプト名なり。

ハルポクラテス(ハルポクラテス)、あるいはホルスは、オシリスとイシスの息子なるエジプトの神なり。彼は沈黙と秘密の神なりき。通常、片手の指を唇に当て(沈黙を守る命令を表す)、若き男の姿にて描かれ、他方の手には豊穣の角を持ち、それは初期の植生を意味す。

収穫、セゲティアを見よ。豊穣を願う農夫により呼び出されし、ローマの神格なり。

、ニシュスを見よ。

ハジス(ハージス)。シリアの軍神なり。

健康、ヒュゲイアとサルスを見よ。

女王(ヘーヴン)、ベリサマを見よ。、コエルスを見よ。

[Pg 62]ヘーベー(ヘーベー)は、ゼウス(ユーピテル)とヘーラー(ユーノー)の娘にして、青春の女神なりき。彼女はユーピテルと神々の酌人なりしが、ある祭にて不器用にも転倒し、不作法なる姿勢にて着地せしめたり。これにユーピテルは大いに不興を覚え、彼女はその職を解かれ、ガニュメーデースがその代わりに任じられしなり。

ヘカテー(ヘカテー)。この名にて知られし女神は二人ありしが、近代文学にて一般に言及さるるは、ヘカテー、すなわちプロセルピナなり。これは、冥界にてディアーナが知られし名なり。天上にてはルーナと称され、地上にてはディアーナと称されし。彼女は月の女神にして、一般に美術においては、三つの身体が背中合わせに立ち、それぞれの右手に松明、剣、槍を携えし姿にて描かれしなり。

ヘカベー(ヘキュバ)。トロイアの王プリアモスの妻にして、パリスの母なり。トロイア戦争にて捕虜となり、トロイア滅亡の後、ウリュッセウスの分け前となり、その後、犬へと姿を変えられしなり。

若い雌牛、イーノーを見よ。

[Pg 63]ヘレネー(ヘレナ)は、幼き頃より美しきがゆえに、テーセウスとペイリトオスに誘拐されしが、カストールとポルックスにより取り戻されし。彼女はスパルタの王メネラオスの妻となりしが、パリスと駆け落ちし、これによりトロイア戦争を引き起こせしなり。パリスの死後、その弟デイポボスと結婚せしが、その後、彼をメネラオスに裏切りて引き渡せし。その後、ロドスの王ポリュクソーの命により、木に縛り付けられ絞殺されしなり。

ヘリアデス(ヘーリアデス)は、太陽神ソルの娘たちにして、パエトンの姉妹であった。パエトンの死に際し、彼女らは深く悲しみ、ポプラの木に変身するまで嘆き悲しんだ。そして、彼女らの涙は琥珀と化した。

ヘリコン(ヘリコン)。ボイオティアにある、ムーサたちに聖なる山。この地よりヒッポクレネの泉が湧き出でたり。

ヘリコニアデス(ヘリコニアデス)。ヘリコン山にちなみ、ムーサたちに与えられし名なり。

ヘリオポリス(ヘリオポリス)。エジプトにありし、太陽の都なりき。

ヘリオス(ヘーリオス)。ギリシアの太陽神、あるいは太陽の御者。彼は毎夕、翼ある黄金の舟に乗りて帰還せり。

ヘリオトロープ(ヘリオトロープ)。クリュティエはアポロンによりてこの花に変えられし。クリュティエの項を見よ。

[64] ヘレ(ヘレ)は、継母イーノーの圧政より逃れんとするフリクソスと共に、黄金の牡羊の背より海に落ち、溺れ死にたり。この出来事により、ヘレが溺れし海のその部分にはヘレスポントの名が与えられ、今やダーダネルス海峡と呼ばる。彼女はアタマスとネフェレの娘なりき。

ヘレスポンティアクス(ヘレスポンティアクス)。プリアポスの称号なり。

ヘンプタ(ヘンプタ)。エジプトの神ユピテルなり。

ヘパイストス(ヘパイストス)。ギリシアのウルカヌス、神々の鍛冶師なり。

ヘラ(ヘラ)。ユノのギリシア名なり。

ヘラクレス(ヘラクレス)は、ヘルクレスと同一なり。

ヘルクレス(ヘルクレス)は、ユピテルとアルクメネの子なりき。 女神ユノは彼が生まれし時より彼を憎み、 二匹の蛇を送りて彼を殺めんとせしが、 生後わずか八ヶ月にして彼はそれらを絞め殺したり。 成長するにつれ、彼は主君エウリュステウスにより、 不可能と思われし十二の難業を課せられ、 これらは長きにわたり「ヘルクレスの十二の功業」として知らる。 それらは以下の通りなりき。

第一に、ネメアの獅子を討ち果たすこと。

第二に、レルナの沼地を荒らししヒュドラを滅ぼすこと。

第三に、エウリュステウスのもとへ、黄金の角と青銅の蹄を持つアルカディアの鹿を連れてくること。

第四に、主のもとへエリュマントスの猪を連れてくること。

[65] 第五に、アウゲイアス王の厩舎を清めること。そこには三千頭の牛が三十年の間飼われていたが、一度も掃除されたことがなかった。

第六に、恐ろしき肉食鳥、ステュムパリデスの鳥を滅ぼすこと。

第七に、クレタ島を荒廃させていた牡牛を捕らえること。

第八に、鼻孔より火を吹き、人の肉を食らうディオメデスの牝馬を捕らえること。

第九に、アマゾン族の女王ヒッポリュテの帯を手に入れること。

第十に、エウリュステウスのもとへ、ガデスを治める怪物王ゲリュオンの、人の肉を食らう牛たちを連れてくること。

第十一に、ヘスペリデスの園より黄金の林檎をいくつか持ち去ること。

第十二に、ハーデスより三つの頭を持つ犬、ケルベロスを連れ出すこと。

これら全ての難業を彼は見事に成し遂げ、その上、巨人族との戦いにおいては神々を助けた。アンタイオス、カクスなど、他の見出しのもとにも彼の数々の驚くべき偉業が記されている。彼の死は、ケンタウロス族のネッソスがデイアネイラを襲うのを防がんとした努力によってもたらされた。彼はネッソスを殺したが、そのケンタウロスは息絶える前に、己の神秘なる衣をデイアネイラに与え、デイアネイラはそれをヘラクレスに贈った。ヘラクレスはそれを身につけたが、その行いが彼を不治の病に陥らせた。絶望のあまり、彼はオイタ山の薪の山に身を投じた。しかし、ユピテルは彼を四頭立ての戦車に乗せて天へと召し上げ、ヘラクレスの定命の部分のみが燃え尽きたのであった。

牧夫、ブボナを見よ。

ヘルマエ(ヘルマエ)はヘルメス(メルクリウス)の像であり、アテネにおいて境界標として、また旅人の道標として立てられた。

ヘルマヌビス(ヘルマヌビス)、アヌビスを見よ。

ヘルマテナエ(ヘルマテナエ)は、メルクリウスとミネルヴァの像が共に置かれたものであった。

ヘルメス(ヘルメス)。メルクリウス神のギリシア名なり。

ヘルミオーネ(ヘルミオーネ)。マールスとウェヌスの娘にして、 蛇と化し、エリュシオンの野に住まうことを許されし者なり。また別のヘルミオーネは、 メネラオスとヘレネの娘にして、 オレステスと婚約せしが、 アキレウスの子ピュロスに連れ去られし者なり。

ヘロ(ヘロ)。ウェヌスの巫女にして、レアンドロスは彼女に 深く心を奪われ、毎夜ヘレスポントス海峡を泳ぎ渡りて訪れしが、 ついに溺れ死にたり。ヘロは愛する者の運命を知るや、 自ら海に身を投げ、共に溺れ死にたり。

英雄たち、ヴァルハラを見よ。

ヘスペリデス(ヘスペリデス)。イタリアの王ヘスペルスの三人の娘たちなり。 [Pg 67] 彼女らは、ユーノーがユーピテルに婚礼の日に贈られし 黄金の林檎を守護するよう命じられし。ヘラクレスを見よ。

ヘスペルス(ヘスペルス)。アトラスの兄弟にして、 宵の明星と化せし者なり。

ヘスティア(ヘスティア)。炉の女神ウェスタのギリシア名なり。

ヒエログリフ(ヒエログリフ)、メルクリウスを見よ。

街道、ヤーヌスを見よ。

ヒルドル(ヒルドル)。スカンディナヴィアのマールスなり。

ヒッピア(ヒッピア)。ミネルウァの別名なり。

ヒッピウス(ヒッピウス)。ネプトゥーヌスの別名なり。

ヒッポカンポス(ヒッポカンポス)。ネプトゥーヌスが寵愛せし 馬の名にして、半身は馬、半身は魚なる伝説上の海の獣なり。

ヒッポクレニデス(ヒッポクレニデス)。ムーサたちの別名にして、 翼ある馬ペガソスの蹴りによりて生じしヒッポクレネ(馬の泉)の泉に由来す。

ヒッポリュテ(ヒッポリュテ)。アマゾン族の女王にして、 マールスの娘なり。その父は彼女に名高き帯を与えしが、 ヘラクレスはこれを手に入れることを求められし( [Pg 68] ヘラクレスを見よ)。彼女はヘラクレスに征服され、 彼によりテセウスに妻として与えられし。

ヒッポリュトス(ヒッポリュトス)。テセウスとヒッポリュテの子なり。 彼は戦車より落ちて命を落とせしが、 ディアナにより、あるいは、ある者たちの言うにはアスクレピオスにより、 再び生を授けられし。

ヒッポナ(ヒッポナ)は、田園の神にして、馬の女神なりき。

歴史、クレイオとサガを見よ。

、アリスタイオスとドリュアスを見よ。

希望、パンドラを見よ。

ホーライ(ホーライ)は、ソルとクロニスの娘たちにして、季節の女神たちなりき。

、キュラロスを見よ。

競馬、ネプトゥーヌスを見よ。

馬たち、ヒッポナを見よ。

ホルテンシス(ホルテンシス)は、ウェヌスの名なりき、彼女が庭園の草木や花々を慈しみし故に。

ホルス(ホルス)。二柱の神々の名なりき。一柱はソル、エジプトの昼の神。もう一柱はオシリスとイシスの息子なり。ハルポクラテスを見よ。

ホスティリナ(ホスティリナ)。田園の神なりき。育つ穀物の女神なり。

飢え、エリシクトンを見よ。

狩り、ディアナを見よ。

狩人たち、パンを見よ。

Hebe standing, one arm raised above her head

See page 62

Hebe

See page 62

Hebe

62を見よ。

ヘーベー

ヒュアキントス(ヒュアキントス)は、アポロンに深く愛されし少年なりき。されど、彼は誤ってアポロンに円盤で殺されし。[69]アポロンは彼の血よりヒュアキントスの花を咲かせしなり。

ヒュアデス(ヒュアデス)は、アトラスとアエトラの七人の娘たちなりき。彼女らは星座を成し、太陽と共に昇りし時、雨を告げしなり。

ヒュドラ(ヒュドラ)。百の頭を持つ恐ろしき蛇なりき。ヘラクレスに殺されし。ヘラクレスを見よ。

ヒュゲイア(ヒュゲイア)は、健康の女神にして、アスクレピオスとエピオネの娘なりき。彼女は若き女の姿にて描かれ、皿より蛇に飲み物を与え、その蛇は彼女の腕に巻きつきしなり。

ヒュラス(ヒュラス)。ヘラクレスに愛されし美しき少年なりき。ニンフたちは彼を妬み、ヘラクレスのために水を汲みし折、彼を連れ去りし。ウィリアム・モリスの悲劇「イアソンの生と死」を見よ。

ヒュメーン(ヒュメーン)は、ギリシアの結婚の神にして、バッコスとウェヌスの息子、あるいは、ある者たちの言うには、アポロンとムーサの一柱の息子なりき。彼は手に燃え盛る松明を携えし美しき若者の姿にて描かれし。

賛歌、パイアンを見よ。

[ページ 70]ヒュペリオン(ヒュペーリオン)。コエルスとテラの息子。男らしい美の模範であり、アポロンと同義。太陽の擬人化。

ヒュペルムネストラ(ヒュペルムネストラ)。ダナオスが持つ五十人の娘の一人にして、総じてダナイデスと呼ばれし者たち。彼女は婚礼の夜に夫を殺すことを拒みし者なり。ダナオスを見よ。

イアッコス(イアッコス)。バッコスが持つ別の名。

イアペトス(イアペトス)。アトラスの父。ヤペトスを見よ。

イブリース(イブリース)。アラビアのサタン。

イカロス(イカロス)、ダイダロスの息子にして、父と共に翼を造り、ミノスの怒りより逃れんとクレタ島より飛び去りし者。翼は蝋にて肩に固定されし。イカロスは太陽にあまりにも近づきすぎ、熱により蝋は溶け落ち、翼は外れ、彼はエーゲ海あるいはイカリア海へと落ちて溺れ死にたり。

イクノバテ(イクノバーテ)。アクタイオンの猟犬の一匹にして、その言葉は追跡者を意味す。

イダイア(イダイア)。キュベレが持つ名の一つにして、彼女が崇められしイダ山に由来す。

イダイアの母(イダイアン・マザー)。キュベレは時にそのように呼ばれし。キュプロスにはウェヌスに捧げられし聖なる森あり。

[ページ 71]イダリア(イダリア)。ウェヌスが持つ名の一つにして、キュプロスのイダルス山に由来す。そこにはウェヌスに捧げられし聖なる森あり。

インペラトル(インペラトル)はユピテルが持つ名の一つにして、プラエネステにて彼に与えられし。

イナコス(イナコス)は半神あるいは英雄の最も古き者の一人にして、アルゴスの王なり。

放火犯、エロストラトスを見よ。

、ウェヌスを見よ。

インキュブス(インキュブス)。パンが持つローマの名にして、悪夢を意味す。インヌスを見よ。

インディゲテス(インディゲテス)は神格化されし定命の者たちにして、第四位の神々なり。彼らは特定の地域に固有なりき。

インドラ(インドラ)。ヒンドゥーのユピテルにして、彼の妻はインドラニであり、風と雷を司る。

幼児、ナティオを見よ。

インヌス(インヌス)。パンが持つ名の一つにして、インキュブスと同じ。

イーノー (イーノー) は、テーバイの王アタマスの二番目の妻であり、フリクソスとヘレーの父であった。イーノーには二人の子があったが、フリクソスとヘレーが生きている限り、王位に就くことはできなかった。ゆえにイーノーは彼らをひどく迫害し、彼らは逃亡を決意した。彼らは牡羊に乗って逃げ、その毛皮は金色の羊毛となった(フリクソスとヘレーの項を参照)。イーノーは自ら命を絶ち、ネプトゥーヌスによって海の女神へと変えられた。

イノア (イノア) はイーノーを記念する祭典であった。

[Pg 72]器楽、エウテルペーの項を参照。

イーオー (イーオー) はイナコスの子にして、アルゴスのユーノーの巫女であった。ユーピテルは彼女に求愛したが、ユーノーに察知され、神はイーオーを美しい牝牛に変えた。ユーノーはユーピテルにその獣を要求し、百眼のアルゴスを置いて彼女を見張らせた。ユーピテルはメルクリウスを説得してアルゴスを滅ぼさせ、イーオーは解放され、人間の姿に戻された。ユーノーは迫害を続け、イーオーはエジプトに至るまで各地をさまよわねばならなかった。そこで彼女はオシーリス王の妻となり、エジプト人から厚い信頼を得たため、死後には女神イーシスとして崇拝された。

イオラオス (イオラオス) はイーピクレスの子にして、ヘーラクレースがヒュドラーを征服するのを助け、首が切り落とされた場所を熱い鉄で焼いた。その助けにより、彼はヘーベーによって若さを取り戻した。恋人たちはポキスにある彼の記念碑を訪れ、貞節の誓いを交わすのが常であった。

ヨーザン (ヨーザン)。ケルト神話の怪物、あるいは巨人。

イーピクレス (イーピクレス) はヘーラクレースの双子の兄弟であり、イオラオスの父であった。

イーピゲネイア (イーピゲネイア) はアガメムノーンとクリュタイムネーストラーの娘であった。アガメムノーンはディアーナに誓いを立て、それはイーピゲネイアの犠牲を伴うものであったが、まさにその肝心な瞬間に彼女は天へと運ばれ、祭壇には彼女の代わりに美しい山羊が見つかった。

[ページ 73]イーリス(アイリス)は、タウマースとエレクトラの娘にして、ユーノーの侍女、そして神々の使者の一人なり。その務めは、今まさに息絶えんとする魂を繋ぎ止める糸を断ち切ることにありき。彼女は虹の擬人化なり。

、ウルカヌスを見よ。

イシス(アイシス)は、オシリスの妻にして、エジプト人によって篤く崇められし神なり。イーオーを見よ。

イテュス(アイティス)は、六歳の時、母プロクネに殺され、ダウリスのトラキア人たる父テレウスに食として供されし。神々はこの行いに激怒し、イテュスを雉に、プロクネを燕に、そしてテレウスを鷹に変え給いし。

イクシオン(イクシオン)は、ラピタイ族の王フレギュアスの息子なり。雷を創り出さんと企てしが故に、ユピテルは彼を冥府へと投げ入れ、蛇に囲まれし車輪に縛り付け給いし。その車輪は炎の河の上を永遠に回り続ける定めとなれり。

ヤーニ(ヤーニ)は、ローマにありし場所にして、ヤーヌスの三つの像が立ちし所なり。そこは高利貸しと債権者の集会所なりき。

ヤーニトル(ヤーニトル)。ヤーヌスの称号の一つなり。私邸の門がヤーヌアエと呼ばれしに由来す。[ページ 74]

ヤーヌス(ヤーヌス)。イタリアの王にして、カイルスの息子とも、あるいはアポロンの息子とも言われし。ユピテルに天界より追われしサトゥルヌスを匿いし。ヤーヌスは街道、門、そして錠を司り、過去と未来に通じしが故に、通常は二つの顔を持つ姿にて表されし。あるいは、他の説によれば、彼は太陽と見なされしが故に、その昇る時に一日を開き、その沈む時に一日を閉じるゆえに、二つの顔を持つとされし。ローマには彼に捧げられし青銅の神殿が建てられ、戦時には常に開かれ、平和時には閉じられし。

ヤペトゥス(ヤペトゥス)は、カイルスとテラの息子にして、クリメネの夫なり。彼はギリシア人によって全人類の父と見なされし。イアペトスを見よ。

イアソン(イアソン)は、イオルコス王アイソンの息子なり。彼はケンタウロス族のケイローンに育てられし。彼の叔父アイエテスは、彼をコルキスへ遣わし、金の羊毛を獲らせしめた(アルゴナウタイを参照せよ)。彼はアルゴ号に乗り、ギリシアの若者たちの精鋭たる四十九人の仲間と共に旅立ちし。ユーノーの助けを得て、彼らは無事にコルキスへと辿り着いたが、アイエテス王は、アルゴナウタイが[Pg 75]ある種の奉仕を為すという条件のもとでのみ、金の羊毛を返還すると約束した。イアソンは荒々しい火を吐く雄牛を飼いならし、それらにマールスの畑を耕させ、大地に蛇の歯を蒔くこととされた。そこから武装した男たちが湧き出し、マールスの畑を耕した者と戦うであろう。また、金の羊毛が懸けられた木を守る火を吐く竜を殺すことも課せられた。イアソンと他のアルゴナウタイの運命は定まったかに見えたが、王の娘メデイアはイアソンに恋い焦がれ、彼女が彼に与えし呪文の助けを得て、彼は王が彼の行く手に置いたあらゆる困難を克服した。彼は金の羊毛とメデイアをも連れ去った。王は息子アブシュルトスを遣わし、逃亡者たちを追わせたが、メデイアは彼を殺し、その手足を父の道にばらまいた。これにより、父がそれらを集めるのに手間取るであろうと、そしてこれにより、イアソンとメデイアは逃れることができた。時を経て、イアソンはメデイアに飽き、グラウケーと結婚した。この残酷さにメデイアは、父の目の前で我が子らを殺すことで復讐した。イアソンは、アルゴ号の船梁が彼の上に落ちてきて、不慮の死を遂げた。

イオカステー(イオカステー)(別名エピカステー)は、テーバイ王ライオスの妻なり。彼女は後に、己が息子オイディプスと、彼が誰であるかを知らぬまま結婚し、その致命的な過ちを知るや、自ら首を吊った。

ユーピテル。ユーピテルの非常に一般的な別名。

[Pg 76] 冥界の審判者たちは、アジア人にはラダマンテュス、ヨーロッパ人にはアイアコスであり、ミーノースは冥界の主宰審判者であった。トレプトレモスを参照せよ。

ユガティヌス(ユガティヌス)は、婚姻の神々の一柱であった。

ユーノー(ユーノー)は、サトゥルヌスとオプス、またの名をキュベレーの娘であった。彼女はユーピテルと結婚し、全ての神々と女神たちの女王となり、天と地の主となった。ユーノーはマールス、ウルカヌス、ヘーベー、そしてルキナの母であった。彼女は神々を唆し、ユーピテルに反逆させようとしたが、その企ては阻止され、アポローンとネプトゥーヌスはユーピテルによって天界から追放された。ユーノーは婚姻の女神であり、既婚女性の守護者であり、貞淑な女性には特別な配慮を払った。名高き黄金の林檎を巡る争いにおいて、ユーノー、ウェヌス、ミネルウァがそれぞれ女神の中で最も美しいと主張したが、パリスが林檎をウェヌスに与えた時、ユーノーは大いに不満を抱いた。この女神は通常、孔雀に引かせた戦車に乗り、頭には宝冠を戴き、手には笏を持つ姿で描かれる。

ユーピテル(ユーピテル)は、サトゥルヌスとキュベレー(またはオプス)の息子であり、クレタ島のイダ山で生まれ、山羊のアマルテイアによって養育された。ユーピテルはまだ幼い頃、父をティーターン族から救い出し、その後、ヘーラクレースの助けを得て、天界に戦いを挑んだ大地の息子たちである巨人族を打ち破った。ユーピテルは[77]多くの異教の民によって、様々な名のもとに厳かに崇拝された。アフリカ人は彼をアンモンと呼び、バビロニア人はベルスと呼び、エジプト人はオシーリスと呼んだ(ユーウェを参照)。彼は玉座に座し、手には笏と雷霆を携え、足元には翼を広げた鷲が立つ、威厳ある人物として描かれる。

正義、アストライア、ネメシスを参照。

カーリー。ヒンドゥーの女神で、カリカットはこの女神にちなんで名付けられた。

カロック(カロック)。メキシコの主要な神々の一柱。

カーマ(カーマ)。ヒンドゥーの愛の神。

ケブラ (ケブラ)。崇拝者たちが祈りの際に顔を向ける方位なり。故に、太陽崇拝者たちは日の出ずる東方へ向き、イスラム教徒たちはメッカの方角へ向かう。

ケデルリ (ケデルリ) は、イスラム神話における神にして、英国の聖ゲオルギウスに相当する者なり。今なおトルコ人たちが戦に赴く際に祈りを捧げる神である。

キウン (キウン)。エジプトのヴィーナス。

クネフ。 羊の頭と人の体を持つエジプトの神。

クリシュナ (クリシュナ)。インドの神にして、不正を晴らす者。また、インドのアポロンとも称される。

クロド (クロド)。サクソン人のサトゥルヌス。

[ページ 78]クマーラ (クマーラ)。ヒンドゥーの軍神。

クベーラ (クベーラ)。ヒンドゥーの富の神。

ラーベ (ラーベ)。アラビアのキルケーにして、無限の変身の力を有する者。

ラボール (ラボール)、アトラス、ヘラクレスを参照せよ。

ラビリンス、テセウスを参照せよ。

ラケシス (ラケシス)。運命の三女神、パルカエの一柱。彼女は生命の糸を紡ぎし者なり。

ラキニア (ラキニア)。ユノの別名。

ラクトゥーラ。 成長する穀物の女神の一柱。

ラドン (ラドン)。ヘスペリデスの園にて林檎を守りし竜。また、アクタイオンの猟犬の一頭の名。また、パンに追われしシュリンクスが逃げ込み、葦に変じ、パンが初めて笛を作りしアルカディアの川の名。

ラエラプス (ラエラプス)。ディアナの猟犬の一頭にして、猪を追ううちに石と化したる者。また、アクタイオンの猟犬の一頭の名。

ラクシュミー (ラクシュミー)。ヒンドゥーの富と快楽の女神。ヴィシュヌの妻の一人。

嘆き、コキュートスを参照せよ。

ラミア (ラミア)。ギリシャ人およびローマ人の間に伝わる邪悪なる神。そして、常に子供たちを誘い出し、滅ぼすと信じられ、彼らの子らが大いに恐れし存在。

ランプ、ラレスとペナーテスを参照せよ。

[Pg 79]ランポス(ランポス)。アウロラの戦車の馬の一頭にして、もう一頭はパエトンなり。

ラオコーン(ラオコーン)。アポロンの神官の一人にして、トロイアに破滅をもたらす木馬を迎え入れることに反対せしが故に、二人の息子と共に蛇に絞め殺されし者なり。

ラオメドン(ラオメドン)、イロスの子、トロイアの王なり。アポロンとネプトゥヌスの助力を得て、トロイアの城壁を築きしことで名高し。

ラピス(ラピス)。誓いの石。ローマ人らはユピテル・ラピスに誓いしものなり。

ラピトス(ラピトス)、アポロンの子なり。その多くの子らはラピタイと呼ばれ、ペリトオスとヒッポダミアの婚礼の宴にてケンタウロス族と戦いしことで悪名高し。

ラレスとペナテス(ラレスとペナテス)はメルクリウスとララの息子たち、あるいは他の神話学者らが言うには、ユピテルとラミダの息子たちなり。彼らはローマの神々の下位の階級に属し、家々と家族を司りし。その像は概して家々の戸の内側、あるいは炉辺に据えられし。灯火は警戒の象徴として彼らに聖なるものとされ、犬は彼らの供物なりき。

ヒバリ、スキューラとニュソスを見よ。

ラトナ(ラトナ)、コエルスとポイベの娘にして、アポロンとディアナの母なり。ユピテルに深く愛されしが故に、ユノは嫉妬し、ラトナは女神の絶え間なき迫害の的となりし。

笑い、モムスとウェヌスを見よ。

[Pg 80]月桂樹(ゲッケイジュ)、ダフネを見よ。

ラウェルナ(ラウェルナ)。ローマの盗賊の守護女神なり。

、メヌーを見よ。

立法者、ノミウスを見よ。

、テミスを見よ。

レアンドロス(レアンドロス)、ヘロを見よ。

革袋、アスコリアを見よ。

レダ(レダ)はカストルとポルックスの母にして、その父は白鳥の姿をとりしユピテルなりき。死後、彼女はネメシスという名を受けし。

レムニウス(レムニウス)。ウルカヌスの名の一つなり。

レムレス(レムレス)。亡くなった魂の幽霊。ミルトンは「降誕の頌歌」にてこう述べている—

彼らは時に死者のマネスとして言及される。

レナイオス(レナイオス)。バッカスの一つの名。

レルナ(レルナ)。アルゴス近郊の湖、あるいは沼地にして、ヘラクレスがレルネアのヒュドラを征服せし場所なり。

レテ(レテ)。冥界の河の一つにして、亡者たちはこれを飲まねばならぬ。さすれば、生前地上にて為し、知りしことの全てを忘却せしめられるなり。

Hera stands leaning on a staff

See page 64

Hera

See page 64

Hera

ページ64を参照せよ

ヘラ

[Pg 81] レウコテア(レウコテア)。イノが海のニンフへと変身せし後の名。

レヴァナ(レヴァナ)。新生児を司りし神。

水平器、ダイダロスを参照せよ。

リアクラ(リアクラ)。パルナッソス山。

自由七科、ミネルヴァを参照せよ。

リーベル・パテル(リーベル・パテル)。バッカスの一つの名。

自由、バッカスを参照せよ。

リビッサ(リビッサ)。妖精たちの女王。

リビティナ(リビティナ)。ローマの女神にして、葬儀の神々を統べる者。

放蕩、ベルフェゴールを参照せよ。

リゲア(リゲア)。ギリシャのセイレーン、あるいは海のニンフにして、ネレイデスの一柱。

稲妻、アグニを参照せよ。

リリス(リリス)。新生児にとって大いなる敵である、美しく装いし女を表すユダヤの神話。彼女はアダムの最初の妻であったと伝えられるが、彼に従うことを拒みしゆえ、楽園より追放され、幽霊と化せり。

リナ(リナ)。織物の技芸を司る女神。

リンドール(リンドール)。コリドンが如き羊飼いの姿をとりし恋人。恋に病める若者。

獅子、アタランタ、キマイラを参照せよ。

肝臓、ティテュオスとプロメテウスを参照せよ。

、ヤヌスを参照せよ。

[Pg 82] ローフェン(ローフェン)。友情を守護するスカンジナビアの神。

ロフア(ロフア)。恋人たちを和解させるスカンジナビアの女神。

ローケ。スカンジナビアのサタン、争いの神、悪の精霊。ロク、そしてロキとも記される。

ロティス(ローティス)。ネプチューンの娘にして、プリアーポスより逃れ、蓮の植物に変身することで辛うじて彼より逃れたる者。

蓮の植物(ロータス・プラント)、ロティスを見よ。

、キューピッド、エロス、ヴィーナスを見よ。

ルキアヌス(ルーシアン)。愚かさの擬人化にして、驢馬に変えられたる者。

ルシファー(ルーシファー)。暁の明星なり。

ルキナ(ルーシーナ)。子供の誕生を司る女神なり。彼女はユーピテルとユーノーの娘、あるいは他の説によればラートーナーの娘であった。

ルッド。古代ブリテン神話におけるブリトン人の王。彼はロンドンにその名を与えしと伝えられる。

ルーナ(ルーナ)。天上の神性としてのディアーナの名。ディアーナとヘカテーを見よ。また、イタリアの月の女神なり。

ルペルクス(ルーペルクス)、あるいはパン。ローマの豊穣の神なり。その祭日は二月十五日であり、その祭りはルペルカリアと呼ばれた。

[Pg 83]リュカオーンの食膳(リュカオーニアン)。忌まわしき料理にして、リュカオーンがユーピテルに供したるがごとき。神の神聖なる知識を試さんとて、彼は人肉を供し、これをユーピテルは看破し、リュカオーンを狼に変えて罰した。

リュキアの道化者たちは、ラートーナーあるいはケレースによって蛙に変えられた。

リュムニアデス(リュムニーアデス)。沼地に住まうニュンペーたちなり。

リュンケウス(リュンケウス)。アルゴナウタイの一人。鋭い視力の擬人化なり。

リュラー。この楽器は、常に古代の神々の行いと結びつけられる。アンフィオーンは、そのリュラーの調べによりテーバイの城壁を築きし。アリオーンもまた、同様にしてイルカを魅了せし。ヘーラクレースは、習いしリュラーにて、その音楽教師リノスの頭を打ち砕きし。そしてオルペウスは、弦のリュラーの魅惑的な調べにより、最も獰猛なる獣たち、さらにはハルピュイアや冥界の神々をも魅了せし。メルクリウスを見よ。

マイナデス(マイナーデス)。バッコスに仕える巫女たちなり。

魔術師、テルキネスを参照。

マグナ・デア (マグナ・デア)、ケレスの別名。

カササギ、ピエリデスを参照。

マハスール (マハスール)。ヒンドゥー教の悪の神。

マイア (マイア)。ギリシアのメルクリウスの母。

マモン (マモン)。金銭の神。

[Pg 84] マネス (マネス)。故人の魂。ローマの葬儀と墓の神。

土地の肥沃化、ピクムヌスを参照。

3月24日、ベローナの日。ベローナを参照。

マリーナ (マリーナ)。ウェヌスの別名にして、海の泡を意味し、彼女が海の泡より生まれし故に。アフロディーテを参照。

結婚、カーマ、ヒュメーン、ユーノー、ユガティヌスを参照。

マルス、戦争の神にして、ユピテルとユーノーの子なり。ウェヌスは彼の寵愛する女神にして、その子らの中にはクピド、アンテロス、ハルモニアありき。トロイア戦争にて、マルスはトロイア勢に味方せしが、ディオメデスに敗れし。古代ローマ暦の最初の月(我らの3月)はマルスに捧げられし。

沼地、リュムニアデスを参照。

マルシュアス (マルシュアス)。アポロンに音楽の技を挑みし笛吹きにして、敗れて神により皮を剥がれ死に至りし。彼は笛の発明者とされし。

マルト (マルト)。ヒンドゥー教の嵐の風の神。

マトゥーラ (マトゥーラ)。穀物が熟する頃に成長する穀物を守りし田園の神々の一柱。

マクシムス (マクシムス)。ユピテルの別称の一にして、神々の中で最も偉大なる故に。

度量衡、メルクリウスを参照。

[Pg 85] メデイア (メデイア)。イアソンの妻にして、アルゴナウタイの首領。夫の不貞を罰するため、メデイアは父の目の前で二人の子を殺めし。彼女は偉大なる魔女なりき。イアソンを参照。

医術、アポロンを参照。

瞑想、ハルポクラテスを参照。

メドゥーサ(メドゥーサ)。ゴルゴンの一柱。ミネルヴァは彼女の美しい髪を蛇に変えたり。彼女はペルセウスに討たれ、その首を斬り落とされ、ミネルヴァの盾に据えられたり。その首を見た者は皆、石と化したり。

オデュッセイアにて、ユリシーズは冥府の住人をもっと見たいと願えども、恐れを抱き、かく語りき—

[86] メガイラ(メガイラ)。三柱の復讐の女神、ギリシャの復讐の女神の一柱なり。

メガーレ(メガーレ)。ユノのギリシャ名にして、「偉大なる」を意味す。

メリケルタ(メリケルタ)、パラエモンを見よ。

メローナ(メローナ)。田園の神々の一柱にして、蜜蜂の女神なり。

メルポメネ(メルポメネ)。九柱のムーサの一柱にして、悲劇の女神なり。

メムノン(メムノン)。ティトノスとエオスの息子にして、ヘクトルの死後、トロイアとの戦いにおいて、プリアモスの援軍としてエチオピア人を率いたり。

記憶、ムネモシュネを見よ。

メンデス(メンデス)。パンに似たるエジプトの神。彼は山羊の姿にて崇められし。

メネラオス(メネラオス)。スパルタの王にして、アガメムノンの兄弟なり。彼の妻ヘレネがパリスと駆け落ちせしこと、トロイア攻囲の原因となりき。ヘレナを見よ。

メヌ(メヌ)、またはマヌ(マヌ)。ヒンドゥーの立法者なり。サティヤヴラタを見よ。

商人、メルクリウスを見よ。

メルクリウス(メルクリウス)は、ユピテルとマイアの子にして、神々の使者であり、死者の魂をハーデスへと導く者であった。彼は重量と度量の発明者とされ、弁論家と商人を司りし者なり。メルクリウスは最も狡猾なる盗人として知られ、アポロンの弓と矢筒、[87]ウェヌスの帯、ネプトゥーヌスの三叉槍、ウルカヌスの道具、そしてマールスの剣を盗みし故、盗賊の神と呼ばれし。彼はリラの考案者とされ、それをアポロンとカドゥケウスと交換せり。また、トト、あるいはタウトという名のエジプトのメルクリウスもおり、エジプト人に幾何学とヒエログリフを教えしと伝えらる。ヘルメスはメルクリウスのギリシア名なり。美術においては、通常、翼ある帽子をかぶり、かかとには翼を持つ姿で描かれし。

メルー(メルー)。ヒンドゥーの神ヴィシュヌの住処なり。高さ8,000リーグの山の頂にあり。東インド人のオリンポスなり。

ミダス(ミダス)。フリュギアの王にして、バッカスに、触れるもの全てが黄金に変わるという特別な賜物を懇願せり。その願いは聞き届けられ、彼が食物に触れるや否や、それもまた黄金と化し、飢え死にせぬかと恐れ、神に授けられし力を撤回するよう懇願せざるを得ざりき。彼はパクトロス川にて身を清めるよう告げられし。その通りにせしところ、彼が立ちし砂は[88]その後永遠に黄金となりし。この同じ王は、アポロンとパンとの音楽競技において審判に任じられし際、サテュロスに勝利を与えし。するとアポロンは、その軽蔑を示すべく、彼にロバの耳一対を授けし。これにより、「ミダスの耳を持つ」という言葉が、判断を誤った、あるいは無差別な、という意味の同義語として生じたり。

ミロ(ミーロ)、クロトンの名高き競技者にして、拳にて雄牛を打ち倒し、その獣を一日で食らい尽くしたと伝えらるる者なり。彼の像はしばしば、木の幹の裂け目に片手を差し入れ、そこから徒労にも引き抜かんと努める姿にて見受けらる。その寓話によれば、彼が老境に入りし時、樫の木を裂かんと試みしが、若き日の精力を失いし故、木は彼の手に閉じかかり、彼は囚われの身となりて、狼ども来たりて彼を食らい尽くすまで、そこにとどまりしという。

ミマロネス(ミマローネス)。バッカスに付き従いし「荒ぶる女たち」にして、彼の行いを模倣せし故に斯く呼ばれし。彼の狂宴に参加せし時、頭に角を戴きしという。

ミーミル(ミーミル)。スカンディナヴィア神話における知恵の神なり。

マインド、エリンニースを見よ。

ミネルヴァ(ミネルヴァ)、知恵、戦、そして自由七科の女神にして、ジュピターの頭より、戦の備えを完璧に整えし姿にて生まれ出でしと伝えらる。[Pg 89]彼女は人類の偉大なる恩恵者にして、美術の守護者なりき。彼女はアテネ市の守護神なりき。彼女はまた、パラス、パルテノス、トリトニア、グラウコピスといった名でも知らる。彼女は古き人々により広く崇拝され、アテネにある彼女の神殿、パルテノンは今なお残る。彼女は彫像や絵画において、オリーブの枝に囲まれし黄金の兜と胸当てを身につけた姿にて描かれし。その右手には槍を携え、傍らには名高きアイギス、すなわち盾あり。それはジュピターを養いし山羊アマルテイアの皮にて覆われ、盾の中央にはメドゥーサの首が据えられし。瞑想の象徴たる梟は左に、勇気の象徴たる雄鶏は右に配されし。ロンドンの大英博物館にあるエルギン・マーブルは、アテネにある彼女の神殿、パルテノンより運ばれしものなり。

ミノス(ミーノス)。冥府の三判官の最高位にして、死者の魂がその前に現れ、己の運命を聞きし者なり。

ミノタウロス(ミノーター)。半人半牛の怪物にして、テセウスが討ち果たせしもの。

陽気、モムスを見よ。

悲惨、ゲニイを見よ。

ミトラス(ミトラス)。ペルシアの神にして、宇宙を統べる者、ローマのソルに対応す。

[Pg 90] ムネモシュネ(ムネモシュネ)。ムーサたちの母にして、記憶の女神。ユーピテルは羊飼いの姿を借りてこの女神に求婚せり。

モアキバット(モアキバット)。ムハンマド教徒の記録の天使。

モロク(モロク)。フェニキア人の神にして、人身御供、主として子供たちが犠牲として捧げられしもの。モロクは、我らが最も大切にすべきものを犠牲にせしむる影響力の比喩なり。

モムス(モムス)。嘲笑と非難の神。ユーピテルが人の胸に窓を設けず、その思考が見えぬことを咎めし神。彼の辛辣なる冗談は、彼が不名誉にも天界より追放される原因となりぬ。彼は片手に愚行の像を携え、もう一方の手で顔から仮面を上げし姿にて描かれん。また、陽気あるいは笑いの神とも称されん。

モネタ(モネタ)。ユーノーを貨幣の女神と見なしし著述家たちにより、ユーノーに与えられし名。

貨幣、モネタを見よ。

金銭の神、マモンを見よ。

月。月は、古人により、出没の前後にはヘカテと称され、アスタルテ[Pg 91] 三日月形にあるとき、ディアナは満月にあるときと称されし。ルナを見よ。

モルペウス(モルペウス)。ギリシアの眠りと夢の神にして、ソムヌスの息子にして従者。

モルス。死、ノクス(夜)の娘。

、アトラス、ニンフを見よ。

ムルキベル(ムルキベル)。ウルカヌスの名にして、時にムルキフェルとも綴られ、金属の精錬者なり。ウルカヌスを見よ。

ムニン(ムニン)。スカンディナヴィアの記憶の神にして、オーディンの肩に止まりしワタリガラスにて表されん。

ムスカリウス(ムスカリウス)。ユーピテルに与えられし名にして、彼が供物よりハエを遠ざけしが故なり。

ムーサたち (ムーサス) は、ユーピテルとムネーモシュネーの九柱の娘たちであった。彼女たちは芸術と学問、音楽と詩を司った。その名は、カリオペ、クレイオー、エラトー、タレイア、メルポメネー、テルプシコラー、エウテルペー、ポリュムニアー、そしてウーラニアーであった。彼女たちは主にパルナッソス山、ヘリコンに住まわれた。

[92]音楽、アポローン、ムーサたちを参照。

ミュートラス (ミュートラス)。アポローンのエジプト名。

ナイアデスたち (ナイアデス) は、泉、噴水、そして井戸を司る、人間に似た美しいニュンペーたちであった。彼女たちは川のほとりの牧草地に住まわれた。ウェルギリウスはアイグレーをナイアデスの中で最も美しい者として言及している。

ナンディ (ナンディ)。ヒンドゥー教の喜びの女神。

ナッラーエ (ナッラーエ)。ヒンドゥー教における冥界の名称。

ナーラーヤナ (ナーラーヤン)。水の動かし手。ヒンドゥー教の潮汐の神。

ナルキッソス (ナルキッスス) は、ケーピソスとナイアデスであるリリオペーの息子にして、泉の穏やかな水面に映る自身の姿に深く魅せられ、それが美しいニュンペーであると想像し、恋せずにはいられなかった美しき若者であった。その想像上のニュンペーを手に入れようとする彼の徒労は彼を絶望へと追いやり、彼は自ら命を絶った。彼の血からは、彼にちなんでナルキッソスと名付けられた花が咲き出でた。

ナーストロンド (ナーストロンド)。ハーデースに相当する、スカンディナヴィアの永遠の罰の場所。

Hero stands distraught over the drowned Leander

See page 66

Hero and Leander

See page 66

Hero and Leander

66 を参照

ヘーローとレアンダー

[93]ナーティオー (ナーティオー)。幼い乳児たちを世話したローマの女神。

ネメアーの獅子 (ネメーアン)、ヘーラクレースを参照。

ネメシス(ネメシス)は、復讐あるいは正義の女神にして、冥界の神々の一柱なり。その母はノックス。彼女は悪しきものを探し求め、常に地上を巡り、最大の厳しさをもってこれを罰すると信じられし。ある著述家たちは、彼女をアドラステイアの名にて言及す。ローマ人たちは戦に赴く前には必ずこの女神に犠牲を捧げた。それは、彼らが正義のため以外には決して武器を取らぬということを示すためであった。

ネファリア(ネファリア)。ムーサたちの母であるムネモシュネを称えるギリシャの祭典なり。

ネプチューン(ネプチューン)は、海の神にして、サトゥルヌスとキュベレの子、そしてユピテルとプルートの兄弟なり。彼はユピテルの天地の支配が、海の支配に等しいとは考えず、ユピテルと争った。そして、プルートと共謀してユピテルを王座から引きずり下ろそうとした後、天界から追放された。ネプチューンはオケアノスとテテュスの娘であるアンフィトリテと結婚し、彼女との間にトリトンという息子をもうけた。彼はまた、ポリュフェモス(キュクロプスの一人)、フォレウス、プロテウスの父でもあった。ネプチューン[Pg 94]は、イルカあるいは海馬に引かせた貝殻の戦車に乗り、トリトンたちや海のニンフたちに囲まれている姿で描かれる。彼は手には三叉の矛を持ち、それをもって波を支配する。海の神ではあるが、馬の調教や競馬を司るとも言われた。しかし、彼は主として大洋の神として知られ、その二つの神の機能は、彼の戦車を引く海馬に描かれており、その動物の前半は馬、後半はイルカである。船もまた彼の庇護下にあり、彼が大洋に現れるときには常に静寂が訪れた。

ネレイデス(ネレイデス)は、水のニンフたちであった。彼女らはネレウスとドリスの娘たちにして、その数は五十を数えた。一般には、イルカに乗り、右手に三叉の矛、あるいは花の冠を携えし美しき乙女たちの姿にて表される。

ネレウス(ネレウス)。海の神にして、ドリスの夫なり。彼は予言の才を有し、運命を告げしが、また、様々な姿に変ずる力をも持ち合わせ、これにより、彼に助言を求めんとする者たちのしつこき懇願より逃れしを得たり。

ネッソス(ネッソス)。ケンタウロスの一族にして、その名は、妻デイアネイラを侮辱せしが故にヘラクレスに滅ぼされし者なり。ネッソスの血塗られし衣は、ヘラクレスにとって致命的なるものと成り果てたり。

ネストル(ネストル)。ネプトゥヌスの孫にして、その父はネレウス、母はクロリスなり。ホメロスは彼をギリシャの英雄たちの中でも最も偉大なる一人と為す。彼はラピタイ族とケンタウロス族との間に起こりし名高き戦いに居合わせ、トロイア戦争においては主導的な役割を担いし。

ニケフォロス(ニケフォロス)。ユピテルの別名にして、勝利をもたらす者、の意なり。

ニーズヘッグ(ニーズヘッグ)。スカンディナヴィア神話に登場する竜にして、ナーストレンドに棲まう者なり。

ニヴルヘイム(ニヴルヘイム)。スカンディナヴィアの地獄なり。北極の下に広がる九つの広大なる氷の領域より成り、そこには永遠の闇が支配せしと信じられし。ナーストレンドを見よ。

、ノックスを見よ。

ナイチンゲール、ピロメラを見よ。

悪夢、インキュブスを見よ。

ニルス(ニルス)。テーバイの王にして、その名は偉大なるエジプトの河、ナイルに与えられし。

九柱の女神、ムーサたちを見よ。

ニオベ(ニオベ)はタンタロスの娘にして、悲嘆の擬人化なり。夫アンフィオンとの間に七人の息子と七人の娘を儲けし。ラトナの命により、父と息子たちはアポロンに殺され、娘たち(クロリスを除く)はディアナに殺されし。ニオベは悲しみに打ちひしがれ、石と化すことにより、さらなる苦難より逃れし。

[96頁]ノミウス(ノーミウス)。立法者にして、アポロンの別名の一つなり。この称号は、慈悲深き法を考案するに際して果たした役割ゆえに、メルクリウスにも与えられしものなり。

ノルン。人の運命の緯糸を織りなしし、三柱のスカンディナヴィアの女神たちなり。シェイクスピアの『マクベス』に登場する三人の魔女は、スカンディナヴィアのノルンにその起源を持つものなり。

ノトゥス(ノートゥス)。アウステル、すなわち南風の別名なり。

ノクスはカオス(混沌)の娘にして、エレボス(冥闇)とモルス(死)の姉妹なり。彼女は夜を擬人化したる存在にして、ネメシス(復讐)と運命の女神たちの母なりき。

ヌンディナ(ヌンディーナ)。子供たちが生後九日目になりし時、その世話を司りし女神なり。この日は、ローマ人たちがその子らに名を与えし日(ノナ・ディエス)なりき。

ヌプティアリス(ヌプティアリス)。ユーノーの称号の一つなり。この名の下に女神が呼び求められし時、犠牲の胆嚢は取り出され、祭壇の背後に投げ捨てられし。これは、夫婦の間に胆汁(苦味)や怒りが存在せぬべきことを意味せしなり。

ヌリエル(ヌーリエル)。ヘブライ神話において、雹嵐の神なり。

ニュクテリウス(ニュクテリウス)。バッカスに与えられし名なり。彼の祭りが松明の光の下に祝われしゆえに。

ニンフ。これは、神々の従者たる下級の女神たちの一種に対する総称なりき。彼女らの中には、泉、噴水、井戸、森、そして海を司りし者たちもおりし。[97頁]彼女らは陸のニンフ、すなわちナイアデス、あるいは海のニンフ、すなわちネレイデスと呼ばれしが、前者はまた、噴水や河川とも関連付けられし。ドリュアデスは森のニンフなりき。そしてハマドリュアデスは、樫の木々の間に住みしニンフなりき。樫は常に古人たちによって特別に崇敬されしゆえに。山のニンフたちはオレイアデスと呼ばれし。

ニュサイ(ニューサイ)。バッカスが養育されしニンフたちの名なり。ディオニュシオスを参照せよ。

ニュサイオス(ニューサイオス)。バッカスの名の一つなり。彼がエチオピアの町ニュサにて崇拝されしゆえに。

ニュシュス(ニュシュス)。メガラ国の王にして、ある特別な髪の房の力により、姿を見せぬ者であった。この房を、彼の娘スキュラが切り落とし、父を敵に売り渡した。彼女はヒバリに変えられ、王はタカに変えられた。王は今もなお娘を追い続け、その裏切りに対する罰を与えようとしている。

オアンネス(オアンネス)。東洋(バビロニア)の神にして、半人半魚の怪物として描かれる。彼は昼間には人々に文字の使用を教え、夜には海の深みへと退いたと伝えられる。

誓い、ラピスを参照。

[98]オバンブー(オバンブー)。アフリカ神話の悪魔。

大洋、ネプトゥーヌスを参照。

オケアニデス(オケアニデス)。海のニンフにして、オケアノスとテテュスの娘たち。その数は詩人によって様々に推測され、ある者は3,000にも及ぶと言い、またある者はわずか16であると言う。その主要な者たちは、それぞれの名の下に記されており、アンフィトリテ、ドリス、メティスなどが挙げられる。

オケアノス(オケアノス)。コエルスとテラの子にして、テテュスの夫。アルペイオス、ペネイオスなど、いくつかの神話上の河川は彼の子と呼ばれ、彼の娘たちはオケアニデスと呼ばれた。古代の人々の中には、彼を海の神として崇め、航海に出る際には必ず彼の助けを求めた者もいた。彼はまた、地球を取り巻くとされた巨大な流れ、そして太陽や月、その他の天体が毎日沈む場所を擬人化したものとも考えられた。

オクリディオン(オクリディオン)。ロードス島の王にして、死後、神格化された。

オキュペテ(オキュペテ)。ハルピュイアの一柱にして、触れるもの全てを汚染した。その名は「素早い飛翔」を意味する。

オキュロエ(オキュロエ)。ケイローンの娘にして、予言の才能を持っていた。彼女は牝馬に変身させられた。

オーディン。スカンジナビア神話において、宇宙の神にして、全てのスカンジナビアの王たちの父と伝えられる。彼の妻の名はフリガ、二人の息子はトールとバルドルであった。初期ゲルマン部族のウォーディンに当たる。

オエアグルス。トラキアの王にして、オルフェウスの父。

オイディプス。テーベの王ライオスの息子にして、スフィンクスが提示せし有名な謎を解きし者として最もよく知られる。その謎を解く中で、オイディプスは知らずして父を殺し、その事実を知るや、自らの視力を奪い、娘アンティゴネに付き添われ、テーベをさまよい去った。オイディプスはソフォクレスによる二つの有名な悲劇の主題である。

オイノーネー。パリスの妻にして、予言の才能を持っていたイダ山のニンフ。

オギュギア。地中海にあり、カリュプソの住まう島にして、そこにユリシーズは難破せり。その森の景色はあまりに美しく、オリュンポスに住まうメルクリウスさえもその地に魅せられたという。

軟膏、ファオンを見よ。

オレヌス。ウルカヌスの息子にして、女神たちよりも自らを美しいと思い込んだ女ラタイアと結婚した。その罰として、彼女と夫は石像に変えられた。

オリーブ、アリスタイオスを見よ。

オリンピウス。ユピテルの別名にして、オリンピアに由来する。そこには神の壮麗な神殿があり、世界の七不思議の一つとされていた。

オリュンポスは、テッサリアの海岸にある壮大な山にして、高さ9,000フィート、神々が住まうと信じられていた場所である。同名の他のいくつかの小さな山々も存在した。

オリラス。テルモピュライ近郊の川にして、伝えられるところによれば、ヘラクレスが焼かれた葬儀の薪を消し去ろうと試みたという。

オモファギア。バッカス祭の一つにして、いくつかの生肉が供された。

オムパレー(オンパレー)。リュディアの女王にして、ヘラクレスがイフィトスの殺害の償いとして、三年の間、奴隷として売られし御方。ヘラクレスは彼女に恋し、その傍らで女の衣を纏い、女々しい生活を送りしが、その間、オムパレーは獅子の皮を身につけたり。

オナルス(オナールス)。バッカス神の神官にして、アリアドネがテセウスに捨てられし後、彼女と結婚せしと伝えらるる者なり。

オヌヴァ(オヌーヴァ)。古代ガリア人のヴィーナスなり。

オパリア(オパーリア)。オプス神を称えしローマの祭典にして、一月カレンデの十四日に催されしものなり。

眠りの杖、カドゥケウスを見よ。

[101] オプス。神々の母にして、コエルスとテラの娘なり。彼女はボナ・デア、レア、キュベレー、マグナ・マーテル、プロセルピナ、テルス、テュアといった幾つかの名にて知られ、時にはユノやミネルヴァとも称されし。彼女は労働を擬人化せしものにして、右手にて贈り物を配り、左手にてパンを抱えし、麗しき貴婦人の姿にて表されし。彼女の祭典は一月カレンデの十四日なりき。

神託、テミスを見よ。

オラエア(オライーア)。季節の女神たちに捧げられし特定の供犠にして、大地の果実が熟すための好天を祈願せしものなり。

オルボナ(オルボーナ)。ローマの子供の女神にして、母親たちがその子を失い、あるいは失う危険に瀕せし時に、祈願せし女神なり。

果樹園、フェロニアを見よ。

オレアデス(オレアデス)は山のニンフたちにして、ディアナの侍女たちなりき。

オルギア。酩酊せし狂宴なり。バッカス神の乱痴気騒ぎの宴はかく称されし。

オリオン(オリオン)。偉大なる体躯を持つ麗しき狩人にして、メロペに対し犯せし甚だしき過ちゆえに、オエノピオンにより盲目にされ、そのためキオス島より追放されし。キュクロプスたちの槌の音に導かれ、ウルカヌスの住処に至りしが、ウルカヌスは彼に案内者を与えし。その後、彼は神託を求め、ロングフェローが語るごとく、...を凝視せしことにより、視力を回復せし。

[102]彼はその後、ディアナによって討たれ、星々の間に置かれ、その星座は最も輝かしいものの一つとなった。

オリテュイア(オリテュイア)。エレクテウスの娘にして、その恋人ボレアスは、彼女がイリッソス川のほとりをさまよっていた折に、彼女を連れ去りし。彼女の子らはゼテスとカライス、アルゴナウタイに同行せし二人の翼ある戦士なり。

オルムズド(オルムズド)。ペルシア神話における万物の創造主。

オロス(オロス)。エジプトのアポロン。

孤児、オルボナを見よ。

オルフェウス(オルフェウス)はアポロンとムーサのカリオペの子なり。彼はエウリュディケと結婚せしが、彼女は蛇に噛まれ、命を落としぬ。オルフェウスは彼女を取り戻さんと冥府へ下り、そのリュートをかくも甘美に奏でしゆえ、プルートはエウリュディケがオルフェウスと共に地上へ戻ることを許しぬ。されど、彼が地上に辿り着くまで、決して後ろを振り返らぬという条件をつけし。されどオルフェウスは、彼女が己の後を追いて来たるや否やを案じ、振り返りしところ、エウリュディケは彼の視界より、瞬く間に、そして永遠に消え去りぬ。

オシリス(オシリス)。エジプトの太陽神にして、温もり、生命、豊穣の源なり。彼はアピスと名付けられし聖なる雄牛の姿にて崇められし。

オッサ(オッサ)。テッサリアの山々の一つ(かつてケンタウロス族の住処なりし)にして、巨人らが天に昇り神々を襲わんと、ペリオン山の頂に積み上げしものなり。

雄牛、アピスを見よ。

、アスクレピオスとイテュスを見よ。

パクトロス(パクトロス)。リディアの河にして、ミダスがバッカス神の命により身を清めしところ、その砂が黄金に変わりし。

パイアン(パイアン)。アポロンに与えられし名にして、彼が蛇ピュトンを殺めし後、その栄誉を称え歌われし讃歌パイアンに由来す。パイアンとは厳粛なる歌にして、悪しきを避け救いを求め、あるいは与えられし助けに感謝を捧げしものなり。

パライモン(パライモン)、あるいはメリケルテス、海神にして、アタマスとイノの子なり。

パレス (パレス)。羊飼いと羊小屋の女神[Pg 104]そして群れの守護者。彼女の祭りはローマ人によってパリリアと呼ばれた。

パラディウム (パラディウム)。女神パラス(ミネルヴァ)の有名な像。彼女は右手に槍を、左手に糸巻き棒と紡錘を持って座している。その像の起源については様々な説が伝えられている。ある著述家たちは、それが空から落ちてきたと述べている。その像が保たれることがトロイアの存続につながると考えられており、トロイア戦争中、ギリシア人たちはその像を手に入れたとき、大いに勇気づけられた。

パラス (パラス)、あるいはミネルヴァ。この名は、ミネルヴァがパラスという名の有名な巨人を滅ぼしたときに彼女に与えられた。ギリシア人たちは彼らの知恵の女神をパラス・アテーナーと呼んだ。ミネルヴァの項を参照。

Iris flying, and carrying a jug

See page 73

Iris

See page 73

Iris

ページ73を参照。

イリス

パン。アルカディアの羊飼い、狩人、そして田舎の人々の神であり、下級の神々の長である彼は、通常、メルクリウスとペネロペの子であると考えられている。[Pg 105]彼の誕生後、彼は我々が彼が描かれているのを見る神話的な姿に変身した。すなわち、角を持ち、耳が長く、体の下半分が山羊のような男の姿である。彼は通常、自ら発明した様々な長さの葦で作られた笛を奏でている姿で描かれ、その笛からは神々さえも魅了する音楽を生み出すことができた。これらはパンパイプ、あるいはシリンクスである。パンの恐ろしい姿は、かつてガリア人たちがギリシアに侵攻した際、彼らを非常に恐れさせ、誰も追っていないにもかかわらず逃げ去らせた。そして「パニック」という言葉はこの出来事に由来すると言われている。パンに酷似したファウヌスたちは、彼の従者であった。

パンドラ(パンドーラ)は、ヘシオドスによれば、最初の定命の女であった。ウルカヌスが彼女を粘土で作り、命を与えた。ウェヌスは彼女に美を与え、優美の女神たちによって魅了する術が授けられた。アポロンは彼女に歌を教え、メルクリウスは弁論術を教えた。ユピテルは彼女に一つの箱、かの有名な「パンドラの箱」を与え、プロメテウスの兄弟である夫エピメテウスに渡すよう告げた。彼が箱を開けるやいなや、そこから数えきれないほどの病と悪が飛び出し、たちまち世界中に広がり、その瞬間から人類を苦しめることとなった。[106]箱の中には希望だけが残ったと言われている。パンドラとは「あらゆる賜物を与えられし者」を意味する。

パンテオン(パンテオン)(文字通り「全ての神々の場所」)。アウグストゥスの治世(紀元前27年)に、アグリッパがローマに建てた全ての神々の神殿である。直径144フィート、高さ144フィートで、主に大理石を用いたコリント様式の建築で建てられ、その壁は彫刻された真鍮と銀で覆われていた。その壮麗さはプリニウスをして世界の驚異の一つと評価させた。

パフィア(パフィア)、ウェヌスの別名。

パプレミス(パプレミス)。エジプトの軍神マルス。

パルカエ(パルカエ)は、人間の運命を司る女神たちであった。彼女たちは運命の女神たちとも呼ばれ、アトロポス、クロト、ラケシスの三柱であった。運命の女神たちを参照。

パリス(パリス)は、トロイアの王プリアモスとその母ヘカベの子であった。彼がトロイア滅亡の原因となるであろうと予言されていたため、その父は彼が生まれ落ちるや否や絞め殺すよう命じた。しかし、この使命を託された奴隷は、その子をイダ山へと運び、そこに置き去りにした。しかし、羊飼いたちがその赤子を見つけ、彼を養育した。彼は彼らの中で成長し、一人前の男となるまで暮らした。そして彼はイダのニンフ、オイノーネと結婚した。[107]ペレウスとテティスの名高き婚礼の宴にて、招かれざる客であったディスコルディアは密かに参列し、皆が揃った時、女神たちの間に黄金の林檎を投げ入れた。その林檎には「最も美しき者、これを取るべし」と刻まれていた。これにより大いなる争いが巻き起こった。なぜなら、各々が己こそ最も美しき者と信じていたからである。最終的に、争う者は三柱に絞られた。すなわち、ユーノー、パラス(ミネルヴァ)、そしてウェヌスである。しかし、ユーピテル自身もこの三柱を納得させることはできず、パリスが審判を務めるべきであると決定された。彼は呼び出され、女神たちはそれぞれあらゆる賄賂を提示して彼の歓心を買おうとした。ユーノーは彼に権力を、パラスは知恵を、そしてウェヌスは彼に世で最も美しき女を約束した。パリスは黄金の林檎をウェヌスに与えた。この出来事の後まもなく、プリアモスはパリスを己が子と認め、世で最も美しき女として名高きヘレネを連れてくるよう、彼をギリシアへと遣わした。彼女はスパルタの王メネラオスの妻であったが、彼の不在中にパリスはヘレネをトロイアへと連れ去った。これにより、ギリシア人とトロイア人の間に名高き戦が勃発し、それはトロイアの滅亡をもって終結した。パリスは、攻囲中またはその後に倒れた676,000人のトロイア人の中にいた。

パルナッシデス(パルナッシデス)は、パルナッソス山に由来する、ムーサたちに共通する名である。

パルナッソス (パルナッソス)。フォキスにあるムーサたちの山にして、アポロンとバッコスに捧げられし聖なる地なり。[108]この山にて眠りし者は、誰しも詩人となりしという。その名は、バッコスの息子の一人にちなみて名付けられしものなり。

パルテノン (パルテノン)。アテネのアクロポリスに建つ、ミネルヴァ(あるいはパラス)の神殿なり。かつてペルシア人により破壊されしが、ペリクレスによりて再建されし。

パルテノス (パルテノス) は、ユノの、またミネルヴァの別名なり。パラスを見よ。

パシファエ (パシファエ) は、テセウスに討たれしミノタウロスの母と伝えられし者なり。彼女はソルとペルセイスの娘にして、その夫はクレタの王ミノスなりと語られし。

パシテア (パシテア)。時として、四柱の優美の女神(グレイセス)が語られることあり。その際、第四の女神の名はパシテアなり。アグライアとも呼ばれし。

パヴァン (パヴァン)、ヒンドゥーの風神なり。

平和、コンコルディアを見よ。

孔雀、アルゴスを見よ。

ペガサス (ペガサス)。ペルセウスがメドゥーサの首を斬りし時、その血より生まれしと伝えられる、名高き翼ある馬なり。その住処はヘリコン山にありて、彼は蹄にて地を打ちし時、水が湧き出で、後にヒッポクレネと名付けられし泉を成ししという。

ペレウス (ペレウス)。テッサリアの王にして、ネレイデスの一人テティスと婚姻を結びし者なり。彼は不死なる者と婚姻を結びし唯一の定命の者なりと伝えられし。

ペリアス (ペリアス)。ネプトゥヌスとテュロの息子なり。彼はクレテウスの王位を簒奪し、イアソンを説得して王位を放棄させ、アルゴナウタイの遠征の指揮を執らせし。イアソンの帰還の後、魔女メデイアはペリアスを若返らせんと請け負いしが、その身をまず切り刻み、沸騰せる大釜に入れよと要求せし。これが為されし時、メデイアは約束を果たすことを拒みし。ペリアスには四人の娘ありて、ペリアデスと呼ばれし。

ペリアス (ペリアス) は、アキレウスの槍の名なり。その槍はあまりに巨大なれば、英雄自身を除きては、誰もこれを振るうこと能わざりし。

ペリオン(ペーリオン)。巨人族と神々との戦い、そしてラピタイ族によって追放されたケンタウロス族の住処として名高い、木々に覆われた山なり。巨人族が天に昇らんがため、ペリオン山の上に積み上げたオッサ山を見よ。

ペロプス(ペーロプス)。フリュギアの王タンタロスの息子なり。[Pg 110]彼の父は彼を殺し、神々に供された宴にて食膳に供したり。神々はペロプスの父が為したことを知り、その息子を蘇らせたれば、彼は後にヒッポダメイアの夫となりぬ。

ペナーテス(ペナーテース)。ローマの家庭の神々なり。家の炉辺は彼らの祭壇なりき。ラレースを見よ。

永久の罰、シーシュポスを見よ。

ペルセポネー(ペルセポネー)。プロセルピナのギリシャ名なり。

ペルセウス(ペルセウス)は、ユーピテルとアクリシオスが娘ダナエーの子なりき。彼の最初の名高き功績は、ゴルゴン、メドゥーサに対するものなり。この企てにおいては、プルートーが彼に姿を隠す兜を貸し与え、彼を助けたり。パラスは己が盾を貸し、メルクリウスは彼に翼を授けたり。彼は速やかにゴルゴンたちを征服し、メドゥーサの首を切り落とし、それと共に空を飛びしに、その血より翼ある馬ペーガソスが生まれ出でたり。彼が飛び行く途中、岩に鎖で繋がれ、今にも彼女を食らわんとする海の怪物を前にしたアンドロメダを見たり。彼はその怪物を殺し、アンドロメダと結婚したり。彼が戻りし時、ゴルゴンの首をポリュデクテス王に見せしに、その王はたちまち石と化したり。

説得の女神、ピートーを見よ。

パエトーン(パエトーン)。ソルの息子、あるいは多くの神話学者によれば、ポイボスとクリュメネーの息子なり。[Pg 111]彼は馬術の腕前を示さんと熱望し、一日限り、太陽の戦車を駆ることを許されし。馬たちはたちまち御者の未熟を見抜き、制御不能となり、戦車を転覆させたり。天と地が傷つくことを大いに恐れ、ユーピテルは破壊を止めんがため、パエトーンを雷霆にて打ち殺したり。

パオーン(パオーン)。レスボス島のミュティレネに住まう船頭なり。彼はウェヌスより軟膏の箱を賜り、これを身に塗れば、その美しさゆえにサッフォーが彼に恋い焦がれるほどになりしが、軟膏が尽きし時、パオーンは元の姿に戻り、サッフォーは絶望のあまり、身を投げて命を絶ちたり。

キジ、イテュスを見よ。

ピロクテテス(ピロクテテス)はポイアースの息子にして、イアソンのアルゴナウタイ遠征における仲間の一人なり。彼はヘーラクレースの死に立ち会い、彼よりヒュドラの血に浸されし毒矢を授かりし。この矢は、神託によれば、トロイアの破壊に用いらるべきものとされ、ピロクテテスは[Pg 112]オデュッセウスに説得され、攻囲に加勢せんと赴きし。彼はその武器を大いなる巧みさと驚くべき効果をもって用いしと見え、彼が討ち取りし英雄の中にはパリスもおりし。ピロクテテスの物語は、ギリシアの悲劇詩人アイスキュロス、エウリピデス、ソポクレスによって劇化されし。

ピロメーラ(ピロメーラ)はアテナイの王パンディオンの娘にして、ナイチンゲールに変身せし者なり。彼女はプロクネーの妹なり。プロクネーはトラーキアの王テーレウスと結婚せり。テーレウスがピロメーラに暴力を振るいしゆえ、その姉プロクネーは彼女を救わんとし、夫を罰せんがため、己が息子イテュロスを殺し、宴の席にてピロメーラはイテュロスの首を食卓に投げつけたり。

プレゲトン (プレゲトン)。冥界に流るる炎の河なり。その岸辺は乾き萎え、何一つ生えぬ荒涼たる光景を呈せり。また、ピュリプレゲトンとも呼ばれし。

フレゴン (フレゴン) (燃ゆるもの)。ソルの四頭立ての戦車の馬の一頭なり。

[113]フレギュアス (フレギュアス)。マルスの子にして、イクシオンとコロニスの父なり。デルフォイのアポロン神殿を冒涜し略奪せしその不敬のゆえに、彼はハデスへと送られ、頭上に巨大な石を吊るされ、いつ落ちるとも知れぬまま座らされし。

ポイボス (ポイボス)。アポロンの別名にして、光と生命を意味す。

フォルキュス (フォルキュス)、あるいはポルキュス。ネプチューンの子にして、ゴルゴンたちの父なり。オケアノスと同一視されし。

プリクソス (プリクソス)。黄金の羊毛を見よ。

ピクムヌス (ピクムヌス)。田畑の肥沃を司る田園の神にして、ステレンティウスとも呼ばれし。

ピクス (ピクス)。サトゥルヌスの子にして、ファウヌスの父なり。キルケーの愛に応えざりしゆえ、彼女によりキツツキに変えられし。

ピエリデス (ピエリデス)。ムーサたちの別名にして、テッサリアのオリンポス山近くにある泉ピエリアに由来す。そこは彼女らが生まれたと信じられし地なり。また、マケドニアの王ピエルスの娘たちにして、ボイオティアに住みし者たちなり。彼女らはムーサたちに歌の勝負を挑み、カササギに変えられし。

ピエタス (ピエタス)。ローマの家庭の愛情を司る女神なり。

。カルペを見よ。

ピルムヌス (ピルムヌス)。穀物が挽かれる間を司りし田園の神なり。[114]ローマにては、ゆえにパン職人の神と呼ばれし。

松の木。アテュスを見よ。

ピリトオス (ピリトオス)。イクシオンの息子にして、アテナイの王テセウスの親友なり。ピリトオスとヒッポダミアの婚姻は、酔いしれたケンタウロス族とラピタイ族との争いにより、世に知られることとなった。ラピタイ族は、テセウス、ピリトオス、そしてヘラクレスの助力を得て、ケンタウロス族を襲撃し、これを打ち破りし。多くのケンタウロス族は討ち取られ、残る者は逃げ去りし。

ピートー (ピートー)。説得の女神にして、メルクリウスとウェヌスの娘なり。彼女は時にスアーダの名にて呼ばれることあり。

植物、デモゴルゴンを見よ。

快楽、レンバを見よ。

プレアデス (プレアデス)。アトラスとプレイオネの七人の娘たちなり。その名はエレクトラ、アルキュオネ、ケラエノ、マイア、ステロペ、タイゲテ、そしてメロペなりき。彼女らは星座とされしが、見ゆる星は六つのみなれば、古の人々は姉妹の一人、メロペが定命の者と結ばれ、神々と婚姻せし姉妹たちの間に身を現すを恥じたりと信じたり。

プルートー (プルートー)。冥界の王なり。彼はサトゥルヌスとオプスの息子にして、ケレスの娘プロセルピナの夫なり。[115]彼は時にディスという名にて呼ばれ、地獄を擬人化せしものなり。彼の主たる従者は三つ頭の犬ケルベロスにして、その玉座の周りにはエウメニデス、ハルピュイア、そしてフリアエが控えておりし。

プルートゥス (プルートゥス)。富の神にして、ヤシオンあるいはイアシウスと、穀物の女神ケレス(デメテル)の息子なり。彼は盲目にして足萎えと描写されし。盲目なるは、彼がしばしば不適切に富を授くるがため、足萎えなるは、幸運がかくも遅く訪るるがためなり。

プルウィウス (プルウィウス)。ユピテルの名の一つなり。彼が雨を司りしがゆえなり。

ポダリリウス (ポダリリウス)。名高き外科医にして、アスクレピオスとエピオネの息子なり。彼の医術の腕は、トロイア戦争における兵士たちの間で大いに役立ちし。

詩人、パルナッソスを見よ。

、アポロン、カリオペ、ムーサたちを見よ。

毒草、キルケを見よ。

毒の湖、アウェルヌスを見よ。

ポリアー(ポリアー)。シヴァ、ヒンドゥー教の知恵の神の息子。

[Pg 116]ポルックス(ポルックス)。カストルの双子の兄弟。彼らの父はユピテル、母はレダであった。彼と彼の兄弟はふたご座を形成する。彼のギリシャ名はポリデウケスであった。カストルとポルックスはまた、ローマの公共競技を司る神々であるディオスクーロイの名でも知られ、カストルは馬術の神、ポルックスはボクシングの神である。アエデポルを参照。

ポリボテス(ポリボテス)。ユピテルに戦いを挑んだ巨人たちの一人。彼はネプトゥーヌスによって殺された。

ポリデクテス(ポリデクテス)は、ペルセウスが彼にメドゥーサの首を見せたとき、石に変えられた。ペルセウスを参照。

ポリデウケス(ポリデウケス)。ポルックスのギリシャ名。

ポリヒュムニア(ポリヒュムニア)。ユピテルとムネモシュネの娘。歌と弁論を司ったミューズたちの一人。

ポリフェーモス(ポリフェーモス)は、キュクロープスの中でも最も名高い一人で、ニュンペーのトオーサとネプトゥーヌス、あるいはギリシャ人が海の神と呼んだポセイドンの息子である。彼はウリュッセウスと彼の仲間十二人を捕らえ、そのうち六人が食われたと言われている。残りの者たちは、火のついた丸太でポリフェーモスの片目を潰したウリュッセウスの機知によって逃れた。

ポリクセナ(ポリクセナ)。ヘカベーとトロイアの王プリアモスの娘。彼女の裏切りによってアキレウスはかかとを射られた。

Laocoon and his sons being strangled by snakes

See page 79

Laocoon

See page 79

Laocoon

ページ79を参照

ラオコーン

[Pg 117]ポモーナ(ポモーナ)。ローマの果樹と庭園の女神。

ポプラの木、ヘリアデスを参照。

ポルトゥーヌス(ポルトゥーヌス)(パライモン)は、イーノーの息子で、ローマの港の神であった。

ポセイドン(ポセイドン)。海の神ネプトゥーヌスのギリシャ名。

プラクリティ(プラクリティ)。ヒンドゥー教の自然の女神。

予言、カサンドラを参照。

プリアモス(プリアモス)。トロイアの最後の王。パリスを参照。

プリアーポス(プリアーポス)は、庭園の守護者にして自然生殖の神、ウェヌスとバッコスの子なり。

プリスカ(プリスカ)。ウェスタの別名なり。

プロクリス(プロクリス)。アテナイの王エレクテウスの娘。夫ケファロスを見よ。

プログネ(プログネ)、テレウスの妻。一般にはプロクネと呼ばれ、その妹はピロメラなりき。イテュスとテレウスを見よ。

プロメテウス(プロメテウス)は、イアペトスの子にしてデウカリオンの父。彼は土より人を作り、彼が[Pg 118]天より盗みし火にてこれに生命を吹き込まんと企てたり。このことジュピテルを甚だ不快ならしめ、彼はプロメテウスに悪しきもの充ちたる箱を送りしが、プロメテウスはこれを拒みたり。されど、その弟エピメテウスは、兄ほど慎重ならず、箱を開きしゆえ、悪しきものは地上に広がりたり。ジュピテルはプロメテウスを罰し、メルクリウスに命じて彼をカウカソス山に縛りつけしめたり。そこにて禿鷹が日毎に彼の肝臓を食らいしが、肝臓は昼に減りし分だけ夜には再び生長せしゆえ、その罰は長きにわたる責め苦となりたり。ヘルクレスはついにその禿鷹を殺し、プロメテウスを解放せり。

予言、ネレウスを見よ。

プロセルピナ(プロセルピナ)。ジュピテルとケレスの娘。プルートーは彼女を冥界へと連れ去り、己の妻となしたり。彼女は「冥府の女王」、ヘカテ、ユーノー・インフェルナ、リビティナの名にて知られし。ギリシア人にはペルセポネと呼ばれし。

プロテウス(プロテウス)。海の神にして、出来事を予言し、意のままにあらゆる姿に変身しうる者なり。後世の伝説によれば、プロテウスはポセイドンの子なりき。

[Pg 119]プシュケ(プシュケ)。クピドの妻。その名はギリシア語にして、魂または精神を意味す。

ピグマリオン(ピグマリオン)。結婚せぬと決意せし高名な彫刻家。されど彼は女神の像をあまりにも美しく作りしゆえ、ウェヌスにこれに生命を授けんことを懇願したり。その願い聞き届けられ、ピグマリオンは生命を宿したるその像と結婚せり。

ピュラデス(ピュラデス)。ファノテの王ストロフィウスの子にして、エレクトラの夫。オレステスとの忠実なる友情によりて名高し。

ピュロティス(ピュロティス)。ミネルヴァのギリシア名なり。

ピュラクモン(ピュラクモン)、キュクロプス族の首領の一人なり。

ピュラムスとティスベ(ピュラムスとティスベ)。敵対する隣人たちの間に生まれし、二人のバビロニアの恋人たちなり。彼らの恋物語を題材とせしシェイクスピアの滑稽劇、「夏の夜の夢」を参照せよ。

ピュロイス(ピュロイス)(輝けるもの)。太陽神ソルの四頭の戦車馬の一頭なり。

ピュティア(ピュティア)。デルフォイのアポロン神殿の巫女にして、神託の答えを伝えし者なり。また、竜パイソンに対するアポロンの勝利を祝して催されしピュティア競技祭の名でもあり。

[120]パイソン(パイソン)。アポロンにより殺されし有名なる蛇にして、パルナッソス山の洞窟に棲みつきしものなり。セプテリオンを参照せよ。

クァドラトゥス(クァドラトゥス)。メルクリウスに与えられし異名なり。彼の彫像のいくつかが四面体であったためなり。

クァドリフロンス(クァドリフロンス)。ヤヌスは時に、通常の二つの顔ではなく四つの顔で描かれしことあり、その際にはヤヌス・クァドリフロンスと呼ばれし。

クイエス(クイエス)。ローマの休息の女神なり。ローマのコッリーナ門のすぐ外に神殿を持ちし。

クイエトゥス(クイエトゥス)。プルートンの名の一つなり。

クイリヌス(クイリヌス)。戦時にマルスに与えられし名なり。ウェルギリウスはユピテルを同じ名で言及せり。

クォイト、ヒュアキントスを参照せよ。

競走、アタランタを参照せよ。

ラダマンテュス(ラダマンテュス)、ラダマンテュスを参照せよ。

激怒、フーリエスを参照せよ。

、イリスを参照せよ。

ラーマ(ラーマ)。ヒンドゥーの神にして、ヴィシュヌの地上における化身なり。

牡羊の皮、金の羊毛を参照せよ。

、パン、またシリンクスを参照せよ。

レンバ(レンバ)。ヒンドゥーの快楽の女神なり。

生殖、プリアポスを参照せよ。

休息、クイエスを参照せよ。

復讐、アーテーを参照せよ。

[Pg 121] ラダマンテュス(ラダマンテュス)は、ユピテルとエウロパの子にして、アジアの島々に住まうギリシャ人たちの統治者、そして冥界にて死者の審判者たりし者。

ラムヌシア(ラムヌシア)。ネメシスの別名にして、アッティカの町ラムヌスに由来す。かの地には彼女の神殿あり、その中には高さ十キュビットの一枚岩より造られし彼女の像が安置されし。

レア(レア)。キュベレのギリシャ名。彼女はウラノスとガイアの娘にして、神々の母と称されし。

修辞学、カリオペ、またポリュムニアを参照せよ。

、プルートゥスを参照せよ。

、スフィンクスを参照せよ。

リモン(リモン)。ミルトンが語りしフリュギアの神なり—

暴動、サトゥルナリアを参照せよ。

炎の河、プレゲトンを参照せよ。

、ヴィアリスを参照せよ。

盗賊、カクス、コエクルスを参照せよ。

[Pg 122] ロムルス(ロムルス)。ローマの伝説上の建国者なり。彼はマルスとイリアの子にして、レムスの双子の兄弟なり。幼子たちはティベル川に投げ込まれしが、奇跡的に救われ、雌狼に乳を与えられし。やがて羊飼いのファウストゥルスに見つけられ、彼に育てられし。レムスは兄弟との争いにて命を落とし、ロムルスはローマの初代の王となりし。

ルミア・デア(ルミア・デア)。抱かれたる赤子たちのローマの女神なり。

ルミナ(ルミナ)。乳を飲む家畜を守りしローマの牧畜の神々なり。

ルンキナ(ルンキナ)。草取り、あるいは地を清めることの女神なり。

供犠は、神々への儀式的な捧げ物であった。各々の神には特定の犠牲が割り当てられ、その選定には常に細心の注意が払われた。いかなる形であれ傷のあるものは、神への侮辱と見なされた。供犠の際には、楽師たちの行列に先導された伝令によって人々が召集された。白衣をまとった神官は、供犠が捧げられる特定の神に聖なる木の葉で作られた冠を戴いた。犠牲の角は金箔で飾られ、神官のものに似た花冠をつけ、鮮やかな色のリボンで装飾された。[123] 神官は「ここに誰がいるか?」と問い、それに対し見物人たちは「多くの善良な人々がおります」と答えた。「冒涜する者どもは皆去れ」と神官は言い、それから全ての神々に捧げる祈りを始めた。供犠は、犠牲の頭に穀物、乳香、小麦粉、塩、菓子、果物を置くことから始まった。これは献牲と呼ばれた。神官は次に葡萄酒の杯を取り、それを味わい、傍観者たちにも味わわせた。その一部は犠牲の角の間に注がれ、湿った毛が数本引き抜かれて祭壇で燃える火の中に投じられた。その後、東を向き、神官はナイフで獣の背に頭から尾まで曲がった線を引き、助手にその動物を殺すよう命じた。これは直ちに行われ、犠牲の内臓は取り出され、何が予言されているかを知るためにハルスペクスによって注意深く調べられた。その後、死骸は分割され、脂肪で覆われた腿は火に投じられ、残りの動物は切り分けられ、調理され、食された。この饗宴は、供犠が捧げられた神を讃える踊り、音楽、そして賛歌と共に祝われた。大いなる祭事においては、一度に百頭もの雄牛が捧げられることもあった。そして、ピタゴラスはユークリッド原論の第四十七命題の証明を発見した際に、この供犠を行ったと伝えられている。

[Pg 124]\r\nサガ(サガ)。スカンディナヴィアの歴史の女神。\r\nこの言葉はまたは格言を意味し、それゆえ\r\nスカンディナヴィアの伝説や英雄的または神話的な伝承を具現化したサガとなる。

サジタリウス(サギッタリウス)、キロンを参照。

、ダイダロスを参照。

サラマンダー(サラマンダー)。プラトンによれば、\r\n火の中に住む精霊たち。

サラティア(サラティア)、またはサラキア、ローマの塩水の\r\n女神。アンフィトリテを参照。

サリイ(サリイ)。聖なる盾を守護するマルスの\r\n神官たち。

サルモネウス(サルモネウス)。エリスの王。ユピテルの雷鳴を模倣しようとしたため、\r\n神によって冥界へと直接送られた。

サルース(サルース)。ローマの健康の女神。

サッフォー(サッフォー)、レスボス島出身の著名な女流詩人。\r\n紀元前七世紀に活躍した。\r\n当時の女神たちとの唯一の繋がりは、ギリシア人たちが彼女を「第十のムーサ」と呼んだことである。

皮肉、モムスを参照。

サロン(サロン)、海の神。

サルペドン(サルペドン)、ユピテルとエウロパの子。\r\nトロイア戦争において、グラウコスがギリシア人に対抗してプリアモスを助けるために出発した際、彼に同行した。\r\nパトロクロスによって討たれた。

[Pg 125]\r\nサトゥルヌス(サトゥルヌス)、宇宙の王、\r\nユピテル、ネプトゥヌス、プルートンの父であった。これらの神々は、\r\n父の王国を分割することについて互いに争い、\r\nその結果、ユピテルが天と地を、ネプトゥヌスが\r\n海を、プルートンが冥界を領することとなった。

サトゥルナリア(サトゥルナリア)。十二月十六日または十八日頃にサトゥルヌスを称えて催された祭り。\r\n主に、通常それに伴う乱痴気騒ぎで有名であった。

サトゥルニウス(サトゥルニウス)。サトゥルヌスの子であるユピテル、ネプトゥヌス、\r\nプルートンに与えられた名。

サティヤヴラタ(サティヤヴラタ)。ヒンドゥー教の法の神。\r\nメヌーと同じ。

サテュロス(サテュロス)。森の精霊にして、半人半山羊の姿をなし、酒と女を好む者たちなり。彼らはディオニュソスの従者にして、パンに仕えるファウヌスと多くの点で似たり。シレノスを見よ。

スキュラ(スキュラ)。美しきニンフにして、ネプトゥーヌスの妻アンフィトリテの嫉妬を掻き立て、女神により恐ろしき海の怪物へと変えられし者なり。六つの恐ろしき醜い頭と首を持ち、予期せぬまま深きより現れ、船より六人もの船乗りを攫い、彼らを海の底へと運び去りし。渦潮カリュブディスと並び立つ危険にして、全ての船乗りを破滅へと脅かししものなり。

スキュラ(スキュラ)。ニュソスの娘にして、父の髪の魔力ある一房を切り取りしが故に、ヒバリへと変えられし者なり。ニュソスを見よ。

、ネプトゥーヌスを見よ。

季節、ウェルトゥムヌスを見よ。

海藻、グラウコスを見よ。

セゲティア(セゲティア)。収穫期に穀物を守りし田園の神なり。

セム。エジプトのヘラクレスなり。

セメレ(セメレ)。カドモスの娘にして、バッコス(ディオニュソス)の母なり。ユピテルが彼女の特別な願いにより、その恐ろしき輝き全てを纏いて彼女を訪れし後に、奇跡的な方法で生まれし者なり。彼女は死後神格化され、テュオネと名付けられし。

セミ・デイは半神なり。

セモネス(セモネス)。「不死」と「死すべき者」の中間に位置するローマの神々にして、サテュロスやファウヌスのような者たちなり。

セプテリオン(セプテリオン)。デルフォイにて九年ごとに催されし祭りにして、アポロンを称え、その神がピュトンに勝利せし様が壮大に再現されしものなり。

[Pg 127]セラピス(セラピス)。エジプトのユピテルにして、一般にオシリスと同一視されし。アピスを見よ。

。ギリシャ人とローマ人は蛇を守護精霊の象徴と見なし、故にしばしば彼らの祭壇に刻まれし。アスクレピオス、アポロン、キマイラ、エウリュディケ、メドゥーサを見よ。

セシャナーガ(セシャナーガ)。エジプトのプルートー。

下水、クロアキナを参照。

鋭い視力、リュンケウスを参照。

羊飼い、パンを参照。

、アンキリアを参照。

、ネプチューンを参照。

沈黙、ハルポクラテスとタキタを参照。

シレノス(シレノス)。バッカス信仰の半神にして、サテュロスたちの長。彼は通常、太り、酔いしれた老人がロバに乗り、花冠を戴いた姿で描かれる。

歌唱、ポリュムニア、タミュリスを参照。

セイレーン(セイレーン)。海のニンフたちで、その音楽によって船乗りたちを破滅へと誘った。彼らの住処に近づく際、その罠を避けるため、ユリシーズは仲間たちの耳を蝋で塞ぎ、自らは船のマストに縛り付けさせた。彼らはかくして無事に通り過ぎたが、セイレーンたちは自らの魅力が力を失ったと思い、身を投げた。

シシュポス(シシュポス)、アイオロスとエナレッタの息子。彼は冥界にて、石を丘の頂上まで転がし上げることを宣告されたが、頂上に達すると石は再び転がり落ちるため、その罰は永遠に続いた。

シヴァ(シヴァ)。ヒンドゥー神話における「姿を変える者」。彼は通常、「破壊者にして再生者」として語られる。

殺戮、フューリーズを参照。

奴隷、フェローニアを参照。

眠り、カドゥケウス、モルペウス、ソムヌスを参照。

スレイプニル(スレイプニル)。スカンジナビアの神々の長であるオーディンの八本足の馬。

Mercury, poised on one foot and with one arm raised before him

See page 86

Winged Mercury

See page 86

Winged Mercury

86ページを参照。

翼あるメルクリウス

ソル。太陽。神ソルへの崇拝は、記録に残る中で最も古く、時にアポロン神と同一視されることもあるが、ギリシャのアポロンが知られる遥か以前から、エジプト人、ペルシャ人、その他の民族によって崇拝されていたことは疑いない。スーリヤを参照。

ソムヌス(ソムヌス)。ローマの眠りの神で、エレボスとノックス(夜)の息子。彼は冥界の神々の一柱であり、光も空気もない陰鬱な洞窟に住まっていた。

ソスピタ(ソスピタ)。ユノの別名にして、婦人たちの守護者なり。「救いの女神」と称せらる。

ソテル(ソテル)。ゼウスのギリシャ名にして、救世主あるいは解放者を意味す。

、プシュケを見よ。

南風、アウステルを見よ。

、ペリアスを見よ。

スフィンクス。女の頭と胸、犬の体、蛇の尾、鳥の翼、獅子の足、そして人の声を持つ怪物なり。テーベ近郊の地に住み、通りかかる者すべてに次の謎をかけた。「朝には四本の足で歩み、昼には二本、夕べには三本の足で歩む動物とは何ぞや。」オイディプスはこの謎を解き明かした。曰く、その動物とは人なり。幼子の頃は手足で這い、人生の真昼には直立して歩み、その存在の夕べが訪れれば、杖に身を支えるゆえに。スフィンクスは己の謎が解かれたと知るや、自ら命を絶ちぬ。

蜘蛛、アラクネを見よ。

紡錘、パラスを見よ。

紡績、アラクネ、エルガティスを見よ。

、ウェルトゥムヌスを見よ。

、アウゲイアスを見よ。

星々、アウロラを見よ。

ステレンティウス(ステレンティウス)。土地に肥を施す術を発明せしローマの神なり。ピクムヌスもまた見よ。

ステロペス(ステロペス)。キュクロプスの一柱なり。

、メドゥーサとフレギュアスを見よ。

(転がる)、シシュポスを見よ。

街路、アポロンを見よ。

スティムパリデス(スティムパリデス)。ヘラクレスの第六の功業にて滅ぼされし肉食の鳥どもなり。

ステュクス。冥府の著名なる河にして、神々よりかくも尊ばれしゆえ、常に「ステュクスにかけて」と誓いし誓いは、決して破られざりき。死者の国へ赴くには、この河を渡らねばならぬ。アキレウスとテティスを見よ。

[Pg 131]スアーダ(スアーダ)、説得の女神なり。ピートーを見よ。

成功、ボヌス・エウェントゥスを見よ。

太陽、アウロラ、ベルス、ソル、スーリヤを見よ。

向日葵、クリュティエを見よ。

スラデーヴィー(スラデーヴィー)。ヒンドゥー教の葡萄酒の女神。

外科医(サージョン)、ポダリリウスを見よ。

スーリヤ(スーリヤ)。ローマのソル、すなわち太陽に相当するヒンドゥー教の神。

ツバメ、イテュスを見よ。

ハクチョウ、キュグヌスとレーダーを見よ。

俊足、アタランテを見よ。

、キルケーを見よ。

シルフィ。プラトンによれば、大気中に住まう精霊たち。

シルウェステル(シルウェステル)。マルスが、耕作地を戦禍より守るために呼び求められた際の御名。

シュリンクス。パンのしつこい求愛から逃れるため、ディアナによって葦に変えられたニュンペーの名。パンはその葦から彼の名高き笛を作り、「シュリンクス」と名付けた。

タキタ(タキタ)。沈黙の女神。ハルポクラテス、またホルスを見よ。

タンタロス(タンタロス)。ニオベーとペロプスの父。神々への饗宴にて、己が子ペロプスを肉として供した罰として、冥界の水の池に置かれしが、燃えるような渇きを癒さんと水を飲もうとするたび、水は彼より退き去りぬ。ゆえに「タンタロスのような苦しみ」という言葉が生まれたり。

この神について語るに、ホメロスのオデュッセウスは曰く、「我はタンタロスの厳しき罰を見たり。その唇に水が迫る湖にて、彼は渇きに燃えながらも、飲む力なく立ち尽くせり。彼が頭を水流に傾けるたび、ある神が命じて水を干上がらせ、彼の足元には黒き土が現れぬ。彼の周りには高き木々が実を広げ、梨、ザクロ、林檎、青きオリーブ、そして甘美なるイチジクが彼の前に震えたり。彼が手を伸ばしてそれらを掴もうとするたび、風によって雲の中、そして闇の中へと奪い去られぬ。」

タルタロス(タルタロス)。地獄の奥深き領域にして、神々が極めて堕落せし者を送る場所。

テルキネス(テルキネス)。ロドス島の民にして、嫉妬深き魔術師、妖術師たち。

[133] テルス(テルス)。キュベレーの別名にして、サトゥルヌスの妻、そしてローマの母なる大地の神なり。

、フロを参照。

神殿。神々を崇め奉り、生贄を捧げし建造物なり。

第十のムーサ。サッフォーはかく呼ばれし。

テレーウス(テレーウス)はマールスの息子なりき。彼はアテナイの王の娘プロクネーと結婚せしが、その妹ピロメーラーに心を奪われし。されどピロメーラーは彼の求愛を拒みしゆえ、テレーウスは激怒し、彼女の舌を切り取りし。プロクネーは夫の不貞を知るや、恐ろしき復讐を遂げし(イテュスを参照)。プロクネーはツバメに、ピロメーラーはナイチンゲールに、イテュスはキジに、そしてテレーウスはヤツガシラ、ある種のハゲタカ、あるいはフクロウに変えられしと伝わる。

テルゲミナ(テルゲミナ)。ディアーナの別名にして、天、地、冥府の女神としての三位一体の神性を暗示するものなり。

テルミヌス(テルミヌス)。ローマの境界の神。

テルプシコラー(テルプシコラー)。九柱のムーサの一柱にして、舞踏を司りし。

テッラ。大地。ギリシアの女神たちの中で最も古き者の一柱なり。

タレストリス(タレストリス)。アマゾーンの女王。

タレイア(タレイア)。九柱のムーサの一柱にして、祝祭、牧歌、喜劇を司りし。

タレイア(タレイア)。カリテスの一柱。(カリテスを参照)。

[134] タミュリス(タミュリス)。巧みなる歌い手にして、ムーサたちに歌の勝負を挑みし者なり。その条件とは、もし彼が最も巧みに歌えざれば、ムーサたちは望むいかなる罰をも与えうるというものなりき。彼は当然ながら敗れ、ムーサたちは彼を盲目となしし。

テイア(テイア)あるいはテア。ウーラノスとテッラの娘にして、ヒュペリーオーンの妻。

テミス(テミス)、コエルスとテッラの娘にして、ユーピテルの妻なりし彼女は、ローマの法、儀式、そして神託の女神なりき。

テセウス (テセウス)。ギリシアの英雄の中でも最も名高き一人なり。彼はアテナイの王アイゲウスの子なりき。アッティカよりプロクルステスをはじめとする悪しき者どもを駆逐し、ミノタウロスを討ち果たし、アマゾン族を征服してその女王を妻としたり。

テスモフォニス (テスモフォニス)。ケレスの別名なり。

テティス (テティス)。海の女神にして、ネレウスとドリスの娘なり。その夫はテッサリアの王ペレウスにして、かの名高きアキレウスの母なりき。彼女はアキレウスをステュクス河に浸し、彼をほぼ不死身となしたり。アキレウスの項を見よ。

盗賊。ラヴェルナ、メルクリウスの項を見よ。

トール。スカンジナビアの軍神(オーディンの子)にして、空の領域を司り、ユピテルが如く、敵に雷を投げつけたり。

トールの帯は、軍神が身につくるたびに、その力を倍加させる帯なり。

[Pg 135] トート。エジプトのメルクリウスなり。

生命の糸。運命の女神たちの項を見よ。

雷霆。キュクロプスの項を見よ。

雷鳴主。ユピテル。トニトルアリスの項を見よ。

テュア (テュア)。オプスの別名なり。

テュアデス (テュアデス)。バッカスに仕えし女祭司たちにして、丘を駆け巡り、虎の皮をまとい、松明を携えたり。

テュルソス (テュルソス)。ディオニュソスとその従者たちが携えし、一種の槍、あるいは杖なり。通常、蔦で飾られ、松かさにて頂を覆われしものなり。バッカスの項を見よ。

潮汐。ナーラーヤナの項を見よ。

(あるいはサトゥルヌス)。徳の夫にして、真実の父なり。

ティシフォネ (ティシフォネ)。復讐の女神たちの一柱にして、ノクスとアケロンの娘なり。人類に対する神罰を執行する者なりき。

ティタン (ティタン)。サトゥルヌスの兄にして、彼に戦を仕掛けしが、[Pg 136]終にはユピテルに打ち破られし者なり。

ティタン族 (ティタン族)は、ティタンがサトゥルヌスとユピテルに戦を挑みし際、彼を支持せし者どもなり。彼らはウラノスとガイアの子ら、巨躯にして大いなる力を持つ者どもなりき。故に、我らの言葉にタイタニックという語あり。

ティートーノス(ティートーヌス)。アウローラの夫。妻の願いにより、神々は彼に不死を与えしが、彼女は同時に永遠の若さを願うことを忘れしなり。その結果、ティートーノスは老い衰えゆき、アウローラは朝露のように瑞々しきままでありし。されど神々は彼を蝉に変えし。蝉は老いれば脱皮し、再び若返るとされるものなり。

ティテュオス(ティテュウス)。ユーピテルの息子。ディアーナを侮辱せしがゆえに、最深の冥府へと投げ込まれし巨人なり。彼はプロメーテウスのごとく、禿鷹に常に再生する肝臓を食い荒らされおり、肝臓は情念の宿る場所とされし。

労苦、アトラスを見よ。

、マーネスを見よ。

、テレウスを見よ。

トニトルアーリス(トニトルアーリス)、あるいはトナンス。雷鳴の主。ユーピテルの別名なり。

、キュベレーを見よ。

悲劇、メルポメネーを見よ。

木々、アリスタイオスを見よ。

[137]苦難、エキドナを見よ。

トリフォルミス(トリフォルミス)、テルゲミナを見よ。

トリプトレモス(トリプトレモス)。オケアノスとテラの息子。彼は女神ケレースに深く寵愛されし者なり。ケレースは彼が若かりし頃、危険な病より彼を癒し、その後、農耕を教えし。彼女は彼に竜に引かせし戦車を与え、彼はその戦車にて地上の全ての住民に種蒔き用の穀物を運び、ケレースより授かりし知識を伝えし。キケロはトリプトレモスを死者の第四の審判者として言及せり。

トリテリカ(トリテリカ)。バッカス祭なり。

トリトンたち(トリトンたち)は、ネプトゥーヌスとアンフィトリーテーの息子たるトリトンの子らなり。彼らは海神たちのラッパ吹きにして、上半身は人間に似、下半身はイルカのようである、半人半魚の者たちとして描かれし。

トリウィア(トリウィア)。ディアーナに与えられし別名なり。彼女が三叉路の全ての場所を司りしがゆえに。

トロフォニウス (トロフォニウス)。建築の伝説的な英雄にして、ユピテルの最も名高い神託の一つなり。

トロイ。古典の詩人たちは、この名高き都の城壁がアポロンの竪琴の神秘的な音により築かれしと語る。ダルダノス、ヘレン、ヘラクレス、パリスを見よ。

ラッパ吹き、トリトンたちを見よ。

[Pg 138] 真理。時の娘なり。真理は時の流れの中で見出されるがゆえに。デモクリトスは、真理は井戸の底に隠されしと語る。

トゥテリナ (トゥテリナ)。田園の神性、すなわち穀物倉の女神なり。

二つの顔、ヤヌスを見よ。

テューポエウス (テューポエウス)、テューポーンを見よ。

テューポーン (テューポーン)。百の頭を持つ怪物にして、神々に戦いを挑みしが、ユピテルの雷霆により打ち砕かれ、エトナ山の下に幽閉されし。

テューポーン (テューポーン)。エジプト神話においては、オシリスが成し遂げし全ての善き業を覆さんと努めし神なり。ギリシアの著述家ヘシオドスによれば、テューポーン、あるいはテューポエウスは、テラとタルタロスの息子なる巨大な怪物なりき。

ウッレル (ウッレル)。スカンジナビアの神にして、弓術と決闘を司りし。

ユリシーズ (ユリシーズ)。イタケーの名高き王にして、トロイア戦争におけるその功績と、そこからの帰還における冒険は、ホメロスの『オデュッセイア』の主題なり。彼の妻の名はペネロペといい、彼は彼女を深く愛し、トロイア戦争へ行くことを免れんとして狂気を装いしが、この策略は露見し、彼は[139]行かざるを得ざりき。彼はギリシア人にとって大いなる助けとなり、アキレウスを隠遁の地より引き出し、ピロクテテスよりヘラクレスの魅惑の矢を手に入れ、これをトロイア人に対して用いたり。彼はパリスをしてアキレウスの踵にその矢の一本を射させ、かくしてその魅惑されし戦士を討ち取らせたり。故郷への航海のさなかの放浪において、彼はキュクロプスに捕らえられしが、彼らの首領ポリフェモスを盲目にした後、脱出したり。アイオリアにて彼は天上のあらゆる風を手に入れ、これを袋に封じ込めしが、彼の仲間たちは、袋にイタケーに着けば彼から奪い取れる財宝が入っていると思い込み、袋を切り裂き、風を解き放ちしため、船はたちまちアイオリアへと吹き戻されし。キルケーが、彼らが難破した島にて、彼の仲間たちを豚に変えた後、彼は女神に命じ、彼らを再び人間の姿に戻させたり。セイレーンの島々を通り過ぎる際、彼は仲間たちの耳を蝋で塞ぎ、自らは船のマストに身を縛り付けることで、彼女らの誘惑から逃れたり。彼の妻ペネロペは貞節の鑑なりき。ユリシーズは死んだと報じられたにもかかわらず、彼女は他の誰とも結婚しようとはせず、約二十年の不在の後、夫が帰還するのを見届け、満足を得たり。ユリシーズのギリシア名はオデュッセウスである。

[140] ウンディーネ (ウンディーネ)。水の精、あるいはシルフにして、伝説によれば、定命の者と結婚することにより、人間の魂を得ることができたという。

未知の神。この神に関して、聖パウロがアテネ人に向けて語りし言葉、すなわち使徒行伝第17章に記されしものより、さらに適切なるものはあらざるべし。

アテネの皆さん、私はあなたがたがあらゆる点において、あまりにも信心深いことを認めます。私が通り過ぎ、あなたがたの礼拝の対象を眺めし時、私は『未知の神へ』と刻まれし祭壇を見つけました。ゆえに、あなたがたが知らずして崇拝するその方を、私があなたがたに告げましょう。世界とそこにあるすべてのものを造り給いし神は、天地の主なるがゆえに、人の手で造られし神殿には住み給わず、また、何事をも必要とするかの如く、人の手によりて崇められず。彼はすべての人に命と息と万物を与え給うからです。そして、彼は一つの血より、地の全面に住まわせるために、すべての国の民を造り、あらかじめ定められし時と、その住まいの境界を定め給いました。それは、彼らが主を求め、もしや手探りにて彼を感じ、見出すことあらんことを願うためです。彼は我ら一人一人より遠からず、我らは彼の中に生き、動き、存在す。あなたがた自身の詩人の中にも、『我らもまた彼の裔なり』と語りし者あり。ゆえに、我らが神の裔なるがゆえに、神性が金、銀、石、人の技と工夫によりて彫刻されしものに似たりと考えるべからず。この無知の時代を神は看過し給いしが、今や、いたるところのすべての人に悔い改めを命じ給う。なぜならば、彼は、彼が定め給いしその人によりて、義をもって世界を裁く日を定め給いしからです。その証拠として、彼を死者の中から甦らせ給いしにより、すべての人に確信を与え給えり。」

ウンクシア(ウンクシア)。ユノの別名にして、新婚の人々を保護することに関わるものなり。

ウラニア(ウラニア)。ユピテルとムネモシュネの娘にして、[Pg 141]天文学を司りしムーサたちの一柱なり。

Venus, standing

See page 142

Venus de Milo

See page 142

Venus de Milo

参照 142ページ

ミロのヴィーナス

ウラノス(ウラヌス)、文字通り天。ガイア(大地)の息子にして夫、そしてクロノス(時)とティターンたちの父。コエルスのギリシャ名にして、その子孫は時にウラニデスと呼ばれる。

ウルグス(ウルグス)。プルートーの一名にして、駆り立てる者を意味する。

おおぐま座(ウルサ・マヨル)、カリスト参照。

こぐま座(ウルサ・ミノル)、アルカス参照。

高利貸し、ヤーニ参照。

ウートガルズ・ロキ(ウトガルズ・ロキ)。スカンジナビア神話における巨人たちの王。

ヴァルハラ(ヴァルハラ)。スカンジナビアの不死の神殿にして、戦場で討たれた英雄たちの魂が住まう場所。

ヴァーリ(ヴァーリ)。スカンジナビアの弓術の神。

、ヴァローニア参照。

ヴァローニア(ヴァローニア)。谷の女神。

ヴァルナ(ヴァルナ)。ヒンドゥーのネプチューンにして、通常、白き男が海馬に乗りて描かれ、片手には棍棒を、もう一方の手には罪人を縛る縄か投げ縄を携える。

ウェディウス(ウェディウス)。ウェヨーウィスと同じ。

ウェヨーウィス(ウェヨーウィス)。「小なるユーピテル」—雷を伴わず現れしユーピテルに与えられし名。

ウェユーピテル(ウェユーピテル)、ウェヨーウィス参照。

[142] 復讐、ネメシス参照。

ウェヌス(ウェーヌス)。美の女神にして、愛の母なり。彼女は海の泡より生まれ出でしと伝えられ、直ちにオリュンポスの神々の住まう処へと運ばれしが、かの地にては皆、その極上の美しさに魅せられしという。ウルカヌスは彼女を妻とせしが、彼女は他の神々、とりわけマールスの求愛をも許し、その子らとしてヘルミオネ、クピド、アンテロスをもうけたり。その後、彼女はオリュンポスを去り、美しき若者アドニスに恋せしが、彼は猪狩りの最中に命を落とせり。ウェヌスは間接的にトロイア戦争を引き起こせり。不和の女神が女神たちの間に「最も美しき者へ」と刻まれし黄金の林檎を投げ入れし時、パリスはその林檎をウェヌスに与え、ウェヌスは彼にスパルタ王メネラオスの妻ヘレネへの愛を吹き込みしなり。パリスはヘレネをトロイアへと連れ去り、ギリシア人たちはかの都を追撃し包囲せり(ヘレネ、パリス、トロイアの項を参照せよ)。ウェヌスは古典詩人たちにより、アフロディテ、キュプリア、ウラニア、アスタルテ、パフィア、キュテラ、そして「笑いを愛する女神」の名にて言及されし。彼女の好む住まいはキュプロスにありき。彼女の祭壇には通常、香のみが捧げられしが、もし生贄あらば、それは白き山羊なりき。彼女の従者はクピドたちとカリテスなりき。

ウェルティコルディア(ウェルティコルディア)。ウェヌスのローマ名にして、愛の力が頑ななる心を改めしむる力を意味せり。[Pg 143]これに対応するギリシア名はエピストロフィアなりき。

ウェルトゥムヌス(ウェルトゥムヌス)(「転じる者」「変える者」の意)。春の神、あるいは一部の神話学者によれば季節の神なりき。果実と果樹園の女神ポモナの夫なり。

ウェスタ(ウェスタ)は、サトゥルヌスとキュベレの娘にして、炉と炉火の女神なりき。彼女はミネルウァの有名な像を特別に保護し、その前ではウェスタの巫女たちが火または灯を絶えず燃やし続けたり。

ウェスタの巫女はウェスタの女神官であり、その主な務めはウェスタの神殿の聖火が消えぬよう見守ることであった。彼女たちは常に最良の家柄から選ばれ、純潔の厳粛な誓いを立て、完全に清らかな生活を送ることを強いられた。

ウィアリス。メルクリウスの別名。彼が道路の造成を司ったためである。

ウィクトーリア。女神であり、ステュクスとアケローンの娘。一般に、月桂樹の冠を差し出しながら空を飛ぶ姿で表される。彼女のギリシャ名はニケである。ニケポロスを参照。

ヴィドル。スカンジナビアの神で、水上と空中を歩くことができた。沈黙の神(古典神話のハルポクラテスに相当する)。

ウィルトゥース。ほとんどの古代人によって様々な名の下に崇拝された女神。[ページ 144]名誉の神殿への道は、美徳の神殿を通っていた。

貞淑な女性たち、ユノを参照。

ヴィシュヌ。維持神、ヒンドゥー教の主要な女神。

ウォルピア、アンゲローナを参照。

ウルカヌスは火の神であり、ユピテルとユノの息子であった。彼はユピテルの怒りを買い、天から投げ落とされた。九日間落下し続け、ついにレムノス島にあまりの勢いで落ちたため脚を折り、それ以来ずっと足が不自由であった。ウルカヌスはウェヌスと結婚した。彼は粘土からパンドラを創ったとされる。彼の従者はキュクロプスであった。彼は鍛冶屋の守護神であり、金属を溶かし和らげる者としてムルキベルの名も持つ。

ウルカナリアはウルカヌスを讃えるローマの祭りで、その祭りでは生贄(特定の魚や動物)が火の中に投げ込まれ、焼き殺された。

戦争、ベローナ、ケモシュ、マルスを参照。

、カノープスを参照。

水のニンフ、ドリスを参照。

蝋板、カリオペを参照。

[ページ 145]、クベーラを参照。

機織り、エルガティスを参照。

草取り、ルンキナを見よ。

度量衡、メルクリウスを見よ。

井戸、真実を見よ。

西風、ファヴォニウスを見よ。

、アウロラ、アウステル、ボレアス、ゼピュロスを見よ。

、バッカス、スラデーヴィーを見よ。

知恵、ポッレアル、ミネルヴァを見よ。

ウォーデン、スカンジナビアの神オーディンのアングロサクソン語形なり。水曜日は彼にちなんで名付けられたる。

女性の守護者、ソスピタを見よ。

キツツキ、ピークスを見よ。

、ドリュアスを見よ。

世界、カオスを見よ。

クサントス、アキレウスの素晴らしき馬の名なり。

ヤマ。ヒンドゥーの悪魔にして、一般に緑色の恐ろしき怪物として、燃え盛る眼を持ちて描かれし。

ユグドラシル。スカンジナビア神話に名高きトネリコの木にして、その下にて神々が日々の評議を開きし。

ユミル。スカンジナビアの神にして、古典におけるカオスに相当する。

青春(永遠の)、ティートーノスを見よ。

[146]ゼファーあるいはゼピュロス。西風にして花の神、アストラエウスとアウロラ(エオス)の子なり。ファヴォニウスを見よ。

ゼテス、彼の兄弟カライスと共に、トラキアよりハルピュイアを追い払いし。

ゼートス、アンフィオンの双子の兄弟なり。彼はアンティオペとゼウスの子なり。アンフィオンを見よ。

ゼウス。ユピテルのギリシャ名にして、ギリシャ神話における最も偉大なる神なり。彼は空とその現象の神にして、ゆえに最も高き山々にて崇められ、そこに玉座を据えられし。ゼウスより空や風の全ての変化は来たり、彼は肥沃なる雨を降らす雲を集めし者なり。また雷鳴を轟かせ、稲妻を投げる者なり。

終。

あらゆる機会のための娯楽。着想、遊戯、なぞなぞ、手品、計画—集いし人々を、いかなる機会においても楽しませるためのもの。宴会、祭典、バザー、催し物、あるいはただ「身内の者たち」や「entre nous」であろうとも。

ユーモラスな演説者。朗読に適した、最も選び抜かれし、最新のユーモア。これまでに編纂されしものの中で、最も優れたる集成なり。選ばれし作品は、良き文学であり、また良き朗読であるゆえに選ばれしもの。陳腐ならぬ素材—その多くは、近年に著作権を得たる書物より、特別の許諾を得て採られしものなり。百二十五の作品、約五百頁。

卒業式演説集。あらゆる機会のための「努力」。高校や大学の経歴におけるあらゆる可能な機会のための模範。これらの「努力」は、編纂者がアイビーの歌や祝杯への返答を求められた場合に言うであろうことではなく、ある者が立ち上がり、実際に同様の機会に述べたこと—その者自身が、その番が来たときに実際に述べたことである!いかなる種類の「努力」を準備する者にとっても、計り知れぬほど貴重にして不可欠なり。比類なきもの。

総代の挨拶、卒業生代表の挨拶、演説、クラスの詩、クラスの歌、クラスの標語、クラスの遺言、アイビーの詩と歌、首席の演説の模範を収む。また、国旗掲揚の日、季節、国民の祝日その他の祝日のための随筆と演説。食後のスピーチと祝杯への返答。また、社交的、教育的、政治的、宗教的な臨時の演説のための模範。また、監督官および校長が卒業生、討論チーム、教育会議に対して行う演説の模範。学校の建物、公共の建物、図書館の献堂式のため。祝日、祭りの日、その他多くの社交的機会のためのもの。また、随筆の主題、演説、随筆、祝杯のための主題の目録も収む。

大学生男子のための三分間朗読。弁論大会にて賞を得るに足る、活気ある素材。第十四版。

大学生女子のための三分間朗読。現代の男女による最新の朗読。人気を博した「大学生男子のための三分間朗読」の構想に基づき、同じく高き水準にて。第十二版。

弁論大会のための作品集。第一巻。弁論大会にて実際に賞を得たる百篇を超える作品を収む。成功を収めしもの。

弁論大会のための作品集。第二巻。

あらゆる機会のための作品集。「特別な日」。

名詩解説。(バルブ著)。

聴衆を惹きつけ、引き留める方法。大学や学校のあらゆる学生、あらゆる弁護士、あらゆる教師、あらゆる聖職者、公職に就くあらゆる男女、あらゆる市民、そして委員会や公の場で、一人または複数の聴衆の関心を引き、注意を惹きつけ、引き留め、そして彼らを納得させる機会を持つであろうあらゆる若者—一人または複数の聞き手に「語る」必要のある、あるいはその可能性のあるあらゆる者は、我らの新刊書に、彼が成功することを可能にする、明瞭、簡潔、かつ完全な手引書を見出すであろう!

徹底的、簡潔、系統的、常識に満ち、完全なり。その論理的な手法、水晶のごとき明晰なる文体、力強く、鋭利にして、主題を深く究める熟達ぶりにおいて、著者は一躍にして、同時代の最も優れたる教師兼著述家たちと肩を並べる境地に至りしなり。

フェンノの朗読術の科学と芸術。標準版。おそらくこの種のものとしては最も成功を収めしもの。

話す力、いかにしてそれを習得するか。音声表現の包括的な体系。深呼吸、発音、抑揚、強調、発声法を含む、話す声の使用における徹底的かつ実践的な指導。声の色彩、書かれた言葉の解釈、音声表現による思想の伝達、そして雄弁術と演劇芸術の原理を網羅す。

公開演説の心理学。公衆の面前で話す者の実践的な必要性に対する科学的な考察。価値ある一冊なり。

朗読と演説における声の使い方。ドレイク大学弁論術学校長、エド・アムハースト・オット著。授業での使用に適す。

身振りの仕方。E. A. オット著。新図解版。

合衆国憲法。英語、ドイツ語、フランス語にて。

合衆国憲法、索引付き。(ソープ著 ポケット版)。

文明の簡潔なる歴史。(ブラックマー著)。

英語表現の変遷する価値。

言葉の価値。(ベル著)。

美の宗教。(ベル著)。

辞書:古典叢書。半革装。大学および高校の学生と教師のために特別に企画されしもの。内容においては時代に即し、学術的には現代的でありながら権威を保ち、配列においては即座に参照可能、装丁は優雅にして耐久性あり。八×五半インチ。

仏英・英仏
独英・英独
羅英・英羅
希英・英希
英希辞典

辞書:ハンディ叢書。ポケット版。学術的見地より現代的かつ正確。美しき活字。

西英・英西
伊英・英伊
新約聖書語彙集。ギリシャ語新約聖書の類義語を精緻に提示す。

リデル・アンド・スコット縮約ギリシャ語辞典。新しき固有名詞および地名付録を付す。

ホワイトの羅英辞典。

ホワイトの英羅辞典。

ホワイトの羅英・英羅辞典。

国際発音仏英・英仏辞典。半革装。発音は、各見出し語を国際音声学会の体系にて完全に再綴りすることで示され、これは全ての言語の発音単一の(拡張された)ローマ字で簡潔かつ正確に示す広く用いられし手段なり。

神話の人物名鑑?神話上の登場人物の辞典。会話、説教、歌、演劇、絵画、彫刻において語られるであろうあらゆる神々、女神、英雄、神話を即座に特定し、その所在を示す。

歴史の人物名鑑?古典的な登場人物と典故の辞典。文学、説教、絵画、彫刻、会話において常に言及される場所を特定し、人物を識別し、事物を記述す。

ラルシー・ハステッド・ベル著書

言葉の価値

第三版、改訂増補。

言葉のは、その形が変わりし後も生き続ける。この言葉の精神的要素は文学として存続す。生きたる書物には、著者の自我—その精神の霊的なる人格—が宿る。本書は、この生命の根源に基づき、言葉の正しき用法を論ず。これぞ生きたる導きなり。簡明にして明瞭、正しき言葉遣いを助け、言葉にを吹き込む術を示す。

英語表現の変遷する価値

言葉の価値の伴侶。哲学的な側面を実践的な方法で軽く触れ、文体言葉の魂初期英語言語の変化構文語義の変遷区別言語の起源古きケルトの友英語の正書法シェイクスピア以降に変化した言葉平凡な詩アボリジニを照らし出す。ロマンスの魅力をもって読まれる。

美の宗教

第二版、改訂増補。

これぞ、生を喜びし魂の自叙伝なり—他者の所有物の中に富を見出し、何よりも、人の非個人的な財産太陽都市開かれた世界—の中に黄金の富を見出す者。あらゆるものの中に宗教を見出し、楽しき時を過ごしながら「真の富」を掘り起こす術を、志ある者すべてに明かすなり。

タオルミーナ

挿絵入り。新史料。

歴史はメーテルリンクの優雅なる文体にて語られ、情景はハーンの力と美をもって描かれ、哲学は出来事より無意識のうちに引き出さる。ギリシャの伝説は、エトナをその留め金に抱く、比喩の首飾りを織りなす。武の響きは、古の詩人たちの声、イオニア海の囁き、そして陽光降り注ぐシチリアのオリーブの葉のざわめきと混じり合う。

イギリス文学とアメリカ文学

一年間の講座
チョーサーからマーク・トウェインまで

B. A. ヘイドリック、文学士著

商業高等学校英語科
ニューヨーク市

興味深く書かれ、肖像画にて挿絵を施され、描写されし情景の絵画、手稿の複製などにより活気を与えられしもの。

三百頁の紙幅にて、著者はチョーサーよりマーク・トウェイン、ジェームズ・ホイットコム・ライリーに至るイギリス文学の明確なる記述を成し遂げたり。これぞ単なる概略にあらず、連続せる物語にして、実にこの主題に関する最も魅惑的なる書物なり。多くの簡潔なる教科書とは異なる構想にて書かれしもの。著者は賢明にも、イギリス文学のあらゆる著述家を扱うことを試みず。今日我らに意味を持たぬ名を省略することで、著者は若き学生の必要に十分応えるべく、真に重要な著述家を詳述する余地を得たり。本書の優れたる特徴は、挿絵の豊富さなり。全編を通じて、今なお生きる書物に重点が置かれし。特に十九世紀は詳細に扱われ、その著述家たちは十八世紀の者たちに劣らぬとも、我らに語りかけること多し。

各章の後に、主要な著述家たちの推奨読書リストが続き、それらが見出される巻への参照が記されし。この推奨読書により、本書が扱う講座は容易に二年間の学習、あるいはそれ以上に拡張され得る。各主要著述家の下には、その著作の標準的な図書館版と、単巻の廉価版が記されし。

弁論家叢書

弁論家叢書(三十二巻)紙装。

番号 1 人気短編小説
番号 2 弁論大会のために選ばれし作品
番号 3 子供たちのための朗読作品
番号 4 物語からの抜粋
番号 5 物語からの抜粋
番号 6 十篇の短編劇
番号 7 朗読、および四篇の劇
番号 8 討論の要約、および朗読
番号 9 人気物語の抜粋
番号 10 現代アメリカの雄弁術
番号 11 劇的かつユーモラスな朗読
番号 12 百周年記念号
番号 13 新演壇作品集
番号 14 宗教的機会のための作品
番号 15 アンコール:約二百の新鮮で輝かしきヒット作
番号 16 人気演壇朗読
番号 17 ユーモラスかつ劇的な朗読
番号 18 モノローグ
番号 19 節制について
番号 20 弁論大会のために
番号 21 食後のスピーチ
番号 22 学校および大学の朗読
番号 23 娯楽のための作品
番号 24 劇的選集
番号 25 人気散文と詩
番号 26 偉大なる著述家からの朗読
番号 27 他所には見出されぬ朗読と討論
番号 28 古典的名作
番号 29 演壇のための最良のフィクション
番号 30 ユーモラスかつ哀愁を帯びた朗読
番号 31 愛国的作品
番号 32 演壇朗読のための劇からの情景

上記の番号は八巻の製本された書物に収められ、
著者と題名により索引付けられし:

第一巻。 番号一、二、三、四を含む、
第二巻。 番号五、六、七、八を含む、
第三巻。 番号九、十、十一、十二を含む、
第四巻。 番号十三、十四、十五、十六を含む、
第五巻。 番号十七、十八、十九、二十を含む、
第六巻。 番号二十一、二十二、二十三、二十四を含む、
第七巻。 番号二十五、二十六、二十七、二十八を含む、
第八巻。 番号二十九、三十、三十一、三十二を含む。

転記者注

この電子書籍の冒頭に記されし転記者注の通り、固有名詞は検索の便を図り、以下のように修正されしなり:

13—デイアネイラをデイアニラに修正—...デイアニラへの愛において。

18—ポダリルスをポダリリウスに修正—...マカオンとポダリリウス、ともに名高き医者にて、...

31—ルミナをルミアに修正—幼児、ルミア・デアを参照せよ。

32—タニリスをタミュリスに修正—盲目、タミュリスを参照せよ。

49—アンタエアスをアンタイオスに修正—大地、アンタイオスを参照せよ。

55—プラトンをプルートーに修正—フェブルウス(フェブルウス)。プルートーの別名なり、...

56—キメラをキマイラに修正—彼女はキマイラの母と伝えられし、...

61—セゲスティアをセゲティアに修正—収穫、セゲティアを参照せよ。

70—ヴェンズをウェヌスに修正—...そこにはウェヌスに聖なる木立あり。

72—アルグスをアルゴスに修正—...そしてアルゴスにてユーノーの巫女あり。

79—ローマスをローマ人に修正—ローマ人はユピテル・ラピスに誓いしものなり。

84—ディオメーデーをディオメーデスに修正—...されどディオメーデスに敗れし。

87—トトをトートに修正—また、トートの名にてエジプトのメルクリウスありき、...

89—グラウコピスをグラウコピスに修正—...パラス、パルテノス、トリトニア、そしてグラウコピス。

117—ヤペテスをヤペトゥスに修正—...ヤペトゥスの息子...

122—ルンキアをルンキナに修正—ルンキナ(ルンキナ)。除草の女神...

127—キメラをキマイラに修正—アスクレピオス、アポロン、キマイラを参照せよ、...

127—タニリスをタミュリスに修正—歌唱、ポリヒュムニア、タミュリスを参照せよ。

130—エルゴティスをエルガティスに修正—紡績、アラクネ、エルガティスを参照。

134—テスモルフォニウスをテスモルフォニスに修正—テスモルフォニス (テスモルフォニス)。ケレスの別名なり。

135—ナリヤナンをナラヤンに修正—潮汐、ナラヤンを参照。

141—カリストロをカリストに修正—おおぐま座(ウルサ・マヨル)、 カリストを参照。

145—エルガトスをエルガティスに修正—織物、エルガティスを参照。

本書にはヴィシュヌは女神として、そしてラクシュミーはヴィシュヌの夫の一人として記されており、 これは印刷されたままに保持されております。

軽微な句読点の誤りは修正され、ハイフン付けは 一貫性を持たせられました。

以下の印刷上の誤りは修正されました。

102—「不安」の綴りが修正され—しかしながら、オルフェウスは彼の 不安のうちに...

124—「精霊」の綴りが修正され—炎の中の激しい 女傑の精霊たち、...

140—「知覚する」の綴りが修正され—...私は、汝らがあらゆることにおいてあまりにも 迷信深いことを知覚する。

引用された資料に関して、全ての帰属表示(あるいはその欠如)は 原文のまま保持されております。

転写者は記すに、頁16において、二つの対句がポープに帰せられており、 第二のものは実際にはドライデンによるものなれど、しかしながら、これは 印刷されたままに保持されております。

転写者は、本書の冒頭および辞書の冒頭に、閲覧の便宜のため アルファベット順のリンクを追加せり。

口絵の挿絵は表紙の後に続くよう移動されました。 他の挿絵も必要に応じて移動され、段落の途中に来ぬよう配慮されました。

Discover More Classics

~20,000 works available for free on Aozora Guide